粗筋

密入国者のテロが起きて狡噛さん犯人やんけ!

感想

面白くない。

①2期の存在感がまるでないこと
制作陣が1期にしがみつき過ぎているように思う。槙島、狡噛というキャラの人間性、それに付随するエンタメ性や人情模様に頼ってたことが明らかになってしまった。2期がサイバーパンク方向に行こうとして設定の薄さが露呈したことを考えればこの回帰は当然とも云えるんだけれども、2期の内容(キャラではなく)が少しでも盛り込まれていてほしかった。まあ制作が1枚岩ではないのが問題なのだが。
②シビュラ(社会)の成長が描かれないこと
これは2期からの不満なのだが、集団知たるシビュラが1期、2期、そしてこの劇場版を通じて進化しているように思えない。(当のシビュラ自身はことある毎に口にしているようだが…)シビュラを単なる四角四面に理論を追求するだけの悪者、と断じてしまうのは折角の設定を損ない、マンネリ化を生んでしまうのではないか。条理常理を至高とするからこそ、不条理に対応出来ない。それを常森朱音というイレギュラーが解決することで、「より良き社会」のためにトラブルシュートとして理の中へと組み込んでいく。これこそが映画の中で彼女の言っていた「歴史」なのであり、社会の成長であると思う。それを描かないで何を描くというのか。

以上。
ロボとか銃撃シーンの作画は良かったです。

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