パトレーバー5

粗筋
スナイパーとワニ

感想
このまま、突っ走ってくれ…。
個人的にED変わってしまったのは残念。うーうーうー、の歌のままで良かった。

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怪獣

パトレーバー5での後編、「クロコダイルダンジョン」、なんともいえぬ怪獣映画全般へのオマージュにあふれていました。

①禁断の封印
幽霊もの、悪魔もの、怪獣から果てはとんでもSFに至るまで、「開いてはならぬモノを開けたことで…」の作品は枚挙に暇がありません。何もシリアスにこだわらなくても、ジュマンジや死霊のはらわたのようなコメディタッチのものまで。

②特殊兵装
これも見えない相手に挑む荒くれ者、のイメージを持つガジェット。ザ・グリードで海賊たちが銃を笑いながら馬鹿撃ちするシーンや、エイリアン2の海兵隊の武器(特にリプリーが爆破寸前の基地に戻る前、銃把にガムテープで弾丸を張り付けるあのシーンと言ったら!)…。男の子なら燃えない訳ないでしょう。

③正体不明の敵
これはもう、説明するまでもありませんね。怪物が怪物である要件は、人を殺すことと、作品終盤まで怪物が不明であること。

④仲間割れ
例えば、孤独から狂気に走る者…心の内に潜む怪物を描くゴールディングの傑作「蠅の王」。或は、異常さの余り怯える者…POVを一躍広めたブレアウィッチプロジェクト。更に言えば、仲間内に潜む裏切り者、アメリカの栄光の時代の翳りを暗喩する怪物ホラーの傑作、遊星からの物体X。人の心の闇はいつだって最悪の結果をもたらす。

私としては、一作品のネタをこれ見よがしに使うタイプよりも、様々な映画を想起させるパロディの方が好きです。にやりと結んだ唇がほどける時に、すっと喉元を通るあの、おかしみ楽しみの記憶。そこにおぼえる愛おしきノスタルジアにこそ、パロディを楽しむ意味があるように思うのです。

コメント

tyler
2014年10月21日10:34

某映画のトークイベントで、前の方に坐っていた熱心なファンの方々が、作品のディティールにたいする質問をいくつもしていたんですよ。でも、彼はほとんどにたいして、うーんそんなのあったっけ、いやーそんな考えてないなあっていって撃沈させてましたね。あとはひたすらつれてきた犬を可愛がって、この犬の映画撮りたいしかいってなかった。なかなかの人物でしたねw

マイコロス
2014年10月23日23:18

天才は違う…か…。

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