青単ビート
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_mono_blue_beats_with.html

Maindeck:
Artifacts
1 Runechanter’s Pike
1 Sword of War and Peace

Artifact Creatures
1 Perilous Myr

Creatures
4 Delver of Secrets
4 Invisible Stalker
4 Snapcaster Mage

Enchantments
4 Curiosity

Instants
1 Disperse
4 Mana Leak
3 Negate
3 Psychic Barrier
4 Vapor Snag

Sorceries
4 Gitaxian Probe
4 Ponder

Basic Lands
18 Island

Sideboard:
1 Sword of Feast and Famine
1 Sword of War and Peace
3 Perilous Myr
1 Phyrexian Metamorph
2 Spellskite
1 Dissipation Field
1 Disperse
2 Flashfreeze
1 Negate
2 Turn Aside
 秘密を掘り下げる者デッキと云えば青t白イリュージョンが有名だが、何もそれに限った話ではあるまい。低マナカーブ、低マナのクロック、そして多くの妨害カードを積むというコンセプトは他のデッキにも適用できる。デッキ制作者のNicoは好奇心を積んだレシピを引っ提げて今回の大会に臨んだ。
 青t白イリュージョンが本来幻影クリーチャーと非実在の王を積んでいるスペースに、彼は好奇心、不可視の忍び寄り、装備品を積んだ。一見するとこのデッキはコントロールデッキのように見えるが、低マナクリーチャーをスペルで補助する純然としたクロックパーミだ。イリュージョンデッキの勝ち筋が一直線なビートダウンだったのに比べて、このデッキのそれは不可視の忍び寄りを中心としたより対処しにくい方向性をとっているに過ぎない。
好奇心は一旦不可視の忍び寄りについてしまえば毎ターン追加のドローエンジンとなり、いずれは引いてきた戦争と平和の剣やルーン唱えの長槍で止めを刺してくれる。また単純に秘密を掘り下げる者にエンチャントすることも出来る。この辺りの動きはイリュージョンが非実在の王を幻影の像でコピーするようなブン回りに似ているが、相手によってプレイングの成否が分かれるためそこまで単純な話ではない。
 昨今の青は良いカードに恵まれ、青単色といえどもサイドカードに困ることはない。個人的に危険なマイアは大好きなカードなのだが、攻撃に殆ど使えないことを考えると疑問が残るね。
 残念ながらNicoの成績は振るわなかったが、出だしは快調で会場のプレイヤーの多くにパーミッションデッキの可能性を提示したように思う。スタンダードでは青白イリュージョン、レガシーではカナスレが活躍しているが、他のバージョンの青系パーミデッキの登場はあるのだろうか?

 
赤白鍛冶場主
http://www.starcitygames.com/events/coverage/deck_tech_rw_forgemaster_with_.html
Maindeck:

Artifacts
3 Origin Spellbomb
2 Panic Spellbomb
4 Sphere of the Suns
2 Swiftfoot Boots
2 Tumble Magnet

Artifact Creatures
1 Blightsteel Colossus
4 Kuldotha Forgemaster
1 Myr Battlesphere
2 Precursor Golem
4 Solemn Simulacrum

Creatures
1 Sun Titan

Instants
3 Dispatch
4 Galvanic Blast

Legendary Artifacts
1 Mindslaver
1 Mox Opal

Sorceries
2 Slagstorm

Basic Lands
9 Mountain
3 Plains

Lands
3 Buried Ruin
4 Clifftop Retreat
3 Ghost Quarter
1 Shimmering Grotto

Sideboard:
2 Nihil Spellbomb
1 Platinum Emperion
1 Steel Hellkite
2 Oblivion Ring
2 Celestial Purge
2 Day of Judgment
1 Devil’s Play
2 Scrapyard Salvo
2 Timely Reinforcements

 このデッキのインスピレーションは前環境のPTパリでJuzaが使ったテゼレットコントロールから湧いたものだという。何より鍛冶場主デッキの強みといえばヴァラクートへの相性がいいことだった。今のスタンダードのtier1にも原始のタイタンを使ったデッキが居るんじゃないかい?「鍛冶場主を出したゲームは先ず負けていないね」とデッキ制作者のAnthonyは語る。
 環境が変わったとは云え、基本的な動きは変わらない。序盤を太陽の宝球と真面目な身代わりのようなマナ加速で支え、鍛冶場主につなげる。見慣れないカードに速足のブーツがある。ブーツは鍛冶場主を呪禁によって除去から守り、またその速攻効果を荒廃鋼の巨像に与えることで一撃で相手を毒殺出来る。
 鍛冶場主の起動のために、低マナ域のアーティファクトは必須だ。2種の呪文爆弾はそのマナの軽さから、また転倒の磁石は序盤の相手の攻撃を阻害しつつ、漸増爆弾と違い生贄に捧げなくてもいいカードのため採用された。
 それでは何故赤白というカラーリングに辿りついたのか?「除去が強い色だから」というのが答えだ。「金屑の嵐は環境最高の全体除去だし、感電破は序盤に持ってこいの単除去だ。急送は後半は大抵金属術を達成出来ているため前述の2種のカードでは対処できない刃砦の英雄といったカードを除外してくれる」
 サイドボードの紹介もしてもらおう。忘却の輪や審判の日は中速デッキ、機を見た援軍は苦手な赤単相手に。小悪魔の遊びや屑鉄場の斉射
Scrapyard Salvo / 屑鉄場の斉射 (1)(赤)(赤)
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。屑鉄場の斉射はそのプレイヤーに、あなたの墓地にあるアーティファクト・カードの数に等しい点数のダメージを与える。

はライブラリーアウトを狙ってくる、青黒(ジェイス)デッキ用だ。
 このデッキを回す際に心がけるべきことは?鍛冶場主からマイアの戦闘球をサーチすれば、単体除去は回避できてアドバンテージを稼げる。そもそも、先駆のゴーレムとマイアの戦闘球は金属術を達成してくれるクロックであるため、その能力を持っている感電破や急送を打つ場合は注意を払うこと。

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