しまんた。
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/feature/301
絵もきれいだし、ぜひ一度元記事にも目を通してね!

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 我々は遂に英雄の旅の最終章へと至った。エルズぺスはニクスへの道を邁進し、自身の決心を堅くした。「神送り」の小説は彼女のテーロスへの到着から、ニクスの地でのクライマックスの戦闘に至るまでの全容を網羅している。小説の形で読みたいなら、ぜひ手に取ってほしい。キンドルで2ドルだ!さあ急げ!(※1)
http://www.amazon.com/Journey-Into-Nyx-Godsend-Part-ebook/dp/B00JNPF4JA/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1398988543&sr=1-3
 しかし小説を読む時間がある人にもない人にも、mtgの世界観を楽しんでほしいため、テーロス、ニクスへの旅両方の概要を示しておこう。

ゼナゴスの計画
 サテュロス族のプレインズウォーカーは自ら神にならんと欲し、力強い儀式によって、ニクスと定命の世界のあわいがかき乱されている。ヘリオッドは世界の損傷をパーフォロスの責とし、古代からの互いの憎しみを蘇らせた。

エルズぺスとヘリオッド
 アクロスの地に住んでいる間、都市の外壁に位置するヘリオッドの神殿へと旅した。彼女はテーロスの神をよりよく知ろうとしてヘリオッドに祈りをささげたが、神は剣を盗んだと彼女を非難した。魔法の攻撃に耐える彼女を見、その力に神は心動かされた。神はその剣を槍へと変えた。それは神送りと呼ばれる。ヘリオッドはエルズぺスをメレティスへ赴き、英雄となるよう命じた。

ハイドラの隆盛
巨大なハイドラであるポルクラノスは眠りから目覚め、メレティス、そしてエルズぺスの元へと進撃を開始した。

沈黙
ヘリオッドとパーフォロスの互いへの憎しみは頂点に達した。メレティス含むテーロスの多くの都市はこのままでは破壊されつくすだろう。クルフィックスは神をニクスへと押し戻し、一時的ながら定命の者たちが神の助けを得られなくなる「沈黙」を制定せざるを得なくなった。※2

ハイドラ討伐
エルズぺスはダクソスと共にポルクラノスを打ち倒した。彼女は太陽の勇者となり、その名声はテーロス全土を席巻した。

エルズぺスの安息の地
 エルズぺスはメレティスのヘリオッド神殿の屋敷に住まうようになった。ヘリオッドの神託者ダクソスは彼女の友人であり師となる。彼女はこの都市を愛し、ようやく心から我が家と呼べる場所を手に入れた。

アクロス包囲
 「沈黙」の間、ゼナゴスはモーギスのミノタウロスをアクロス攻撃へと仕向けた。ミノタウロスは常に都市国家の破壊を望んでいたため、そう仕向けることはたやすいものだった。定命、ニクス生まれのミノタウロスはアクロスを包囲した。セテッサとメレティスの兵士(エルズぺス、ダクソスも含まれる)は都市を守るべく参じた。

大いなる歓楽
 セテッサメレティスの軍勢は勝利し、ゼナゴスの目論見通りに盛大な宴を開いた。彼はこの宴を大歓楽、荒々しきバッカス祭へと変貌させた。(※3)エルズぺスの剣と英雄としての信望を羨み、彼女を破滅へと追いやろうとするゼナゴス。彼はエルズぺスを操り、大歓楽の夜にダクソスを殺させた。

ゼナゴスの昇天
 ゼナゴスは儀式を完遂させ、神へと上り詰めた。万神殿は事態の変化に恐れ戦き、世界の秩序が壊されたことを定命の者たちの責とした。ニクス生まれの者と定命の者の衝突は激しさを増す。

荒れ野への放逐
ヘリオッドはゼナゴスの昇天でエルズぺスを糾弾し、彼女はその怒りから逃れるため野へと逃げることを余儀なくされた。この次元を逃れる代わりに、ダクソスの死への報復とゼナゴスのブチ殺しを果たすまで留まることを彼女は胸に誓った。友、アジャニは荒れ野の彼女を探し当て、助力を申し出た。

海を渡る旅
 謎めいたマーフォークの助け(のちにキオーラと分かるが)を借り、2人は世界の彼方を流れ落ちる滝にあるクルフィックスの神殿まで、海を渡っていく。クルフィックスはニクスへの門の役割があり、神の体を渡り神の世界へと歩み出す。

エレボスの奸計
 ニクスの地にたどり着くためには、エルズぺスは神の試練を受けなければいけない。彼女はエレボスを選んだ。神の見せる平和な家、愛すべき家族の幻影。ゼナゴスへの戦い、テーロスを救うことを諦めさえすれば、彼女はこの永遠の平安を得ることが出来る。己個人の逸楽よりも大切なものに気づき、剣を置きエレボスの企みに屈することを拒否した。

ニクスでの闘い
 ニクスに到着し、ゼナゴスが天界の生物を幽閉する事実を知る。2人が彼らを救おうとすると、歓楽の神は攻撃を開始する。エルズぺスは苦闘の末、サテュロスの定命の者としての痕跡を探り当て、神に鍛えられた武器にてゼナゴスを打ち滅ぼす。※4歓楽の神は消え、万神殿は元の状態へと復元される。

ヘリオッドの裏切り
 ゼナゴスの死はヘリオッドのエルズぺスへの怒りを和らげるに至らず、同時にその次元渡りとしての力を恐れた。弱り、傷つき、ニクスから逃げ去ろうとするエルズぺスとアジャニ。しかし太陽の神はその行く手を阻み、彼女自身の剣をもてエルズぺスを刺し貫く。彼はアジャニに命じ、定命の世界、死の神エレボスが力を発揮しうる世界へと彼女を運ばせた。アジャニの身はレオニンの王、ブリマーズによって鹵獲され、傷ついた定命の者、エルズぺスは神々の神殿のそばで死にゆくに任された。

テーロスでの死
英雄としての途次で、エルズぺスは恐怖を克服していた。安楽と安全はもはや彼女の優先事ではない。ダクソスへの愛、テーロスへの愛、自身を守る力のない無辜の民への愛へと己を捧げたのだ。
命限りある者がテーロスで死ぬと、彼らは地下世界へと向かう。戻るものなき旅故、定命の者は死後の世界を推測するほかない。※5もし死者の国を歩むエルズぺスの前に更なる障害が立ちふさがろうとも、俗世のしがらみにとらわれない彼女はかつてない力をもてしてそれに立ち向かうことだろう。


糸冬


※1:販促は基本。
※2:enact2つ意味あるけど、これは制定の方だよね。一瞬はギリシア神話ということで上演の方もちらっと頭に湧いたけど。
※3Bacchanaliaって単語使うセンスの良さね(感動)
※4これもアキレウスの神話オマージュが効いてるよね
※5意訳。正直に読むと「戻ってきた者は何も話さない」なんだけど、否定用法としての叙述で行きはよいよい帰りは恐い、なのか小説ないので不明。

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