思い出せる限り最初に劇場で見た映画はゴジラVSデストロイヤー。デストロイヤーが水槽に入る魚サイズ、人間サイズ、巨大サイズへと変貌するところ辺りは子供向けではなかったと思う。前売り券特典だったかでゴム製の小さなゴジラのフィギアがもらえたこと、またなぜか少女漫画家のお茶漬け海苔氏のグロ性格判断本をクソガキさん♂の時分に読んだことから、強烈にこういうグロ趣味、猟奇趣味、怪物趣味への道が決定づけられたように思う。
小学校のクソガキさん♂の時に見た映画で云えば、間違いなくもののけ姫が良くも悪くも性格を決定づけた作品だと思う。
当時は民俗学に傾倒する以前。(ちなみに私は東方から遠野物語、とかの道ではなく、角川ホラー文庫とかで差別とか、非常民文化が好きになって、沖浦先生のサンカ論から民俗学を志した口です。一体どれだけの人が分かるのか)網野民俗学のような「遠野物語では掬い取れなかった、農民以外の人々、非常民と呼ばれる人の生態を描く」ことの意味をまだ感じ取れなかった時代でした。しかしもののけ姫のあの和風、土俗的なイメージ、そして何よりも祟り神に呪われ、身を灼く痛みと引き換えに常人では発揮出来ない異形の力を手に入れる、というさまは、当時の周りのクソガキさん♂はドラゴンボールに嵌まっていた頃なので、異様なダークさを私に感じさせてくれました。
厨房になりクソガキから根暗クソガキに変身する頃。この頃は伝奇文学やら、平山夢明やら、角川ホラー文庫に傾倒した時期なので、自分としてもそういうホラーもの、ゴアものを好んでいた時代でした。折よくJホラーが全盛を迎える時期だったため、先ず日本のホラーに嵌まりました。恐らく知らぬ者の居ないリング、呪怨などですかね。呪怨はとても好きだったので、友人と一緒に2を見に行きました。
そしてその後はJホラーは衰退の一途をたどりました(正直中田秀夫と清水崇のみしかまともな監督がいなかったからでしょうが)。なので次第にJホラーから意識がずれ、グロ系が好きになりました。この頃で云えば、丁度ソリッドシチュエーションスリラーという新ジャンルが開拓された時期ですね。代表的なもので云えばSAWでしょう。3以降はすっかり駄作と化してしましたが、1は紛れもなく名作だと思います。
工房になり、民俗学や、新本格など徐々に刺激的なものからペダンティスティックなものに意識が移るようになり映画の嗜好も変わるかと思いきや、ここで別の転機が訪れます。チャリ通学から電車通学になり、駅で降りて漫画の立ち読みをする生活サイクルに入ったのです。その頃のツタヤは週刊、月間漫画誌に紐がついておらず立ち読みし放題だったため、毎日立ち読みしてました。加えてど田舎ではあったにせよ、ブックオフもあったため、漫画を大量に頭に詰め込むようになりました。
まあ、当然ヲタクになります。またその頃ようやく生家に電話回線ではなく光通信が届くようになりました。やったー!アニメ本編をDaily Motionで見邦題だぜー!という訳ですね。そしてアニメ作品を見るようになりました。はい。クソアニメはネットで見ればいいや、だったのでレンタルビデオで借りるものとしてはエヴァや攻殻など、過去の名作ものが多かったですね。この頃の実写映画はちょっと記憶にないですね…。なんか適当なビッグタイトルを見ていたように思います。
大坊になり、衒学趣味が最高潮になったので、「過去の名作を観よう(提案)」と思うようになりました。またこの頃からDVDで見る「映画」と映画館で見る「映画」の質の違いを感じるようになりました。本当に、立川シネマシティー様にはお世話になりました。これが現在まで続くわけですが、大学時代の特徴として特定の作品というよりも、「午前10時の映画祭」という映画振興を目的とした特集上映がとても好きになりました。これは過去の名画を、もう一度スクリーンで見よう、というのを目的とした催しであり、日本全国の数十の映画館で取り組まれています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%88%E5%89%8D%E5%8D%81%E6%99%82%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%A5%AD
ラインナップを見て貰えばわかるとおり、芸術性に重きを置いているのではなく、むしろ人の心を動かしたポピュラーな作品が多いです。名前だけは聴いたことがあるが見たことはない。そういう映画が多いのではないでしょうか。映画は人の心を豊かにします。
来月4月からは、また装いを新たにして第2回新午前10時の映画祭が開かれます。
http://asa10.eiga.com/2013/theater/
皆も最寄の劇場を探して、映画、みよ!(結論)
小学校のクソガキさん♂の時に見た映画で云えば、間違いなくもののけ姫が良くも悪くも性格を決定づけた作品だと思う。
当時は民俗学に傾倒する以前。(ちなみに私は東方から遠野物語、とかの道ではなく、角川ホラー文庫とかで差別とか、非常民文化が好きになって、沖浦先生のサンカ論から民俗学を志した口です。一体どれだけの人が分かるのか)網野民俗学のような「遠野物語では掬い取れなかった、農民以外の人々、非常民と呼ばれる人の生態を描く」ことの意味をまだ感じ取れなかった時代でした。しかしもののけ姫のあの和風、土俗的なイメージ、そして何よりも祟り神に呪われ、身を灼く痛みと引き換えに常人では発揮出来ない異形の力を手に入れる、というさまは、当時の周りのクソガキさん♂はドラゴンボールに嵌まっていた頃なので、異様なダークさを私に感じさせてくれました。
厨房になりクソガキから根暗クソガキに変身する頃。この頃は伝奇文学やら、平山夢明やら、角川ホラー文庫に傾倒した時期なので、自分としてもそういうホラーもの、ゴアものを好んでいた時代でした。折よくJホラーが全盛を迎える時期だったため、先ず日本のホラーに嵌まりました。恐らく知らぬ者の居ないリング、呪怨などですかね。呪怨はとても好きだったので、友人と一緒に2を見に行きました。
そしてその後はJホラーは衰退の一途をたどりました(正直中田秀夫と清水崇のみしかまともな監督がいなかったからでしょうが)。なので次第にJホラーから意識がずれ、グロ系が好きになりました。この頃で云えば、丁度ソリッドシチュエーションスリラーという新ジャンルが開拓された時期ですね。代表的なもので云えばSAWでしょう。3以降はすっかり駄作と化してしましたが、1は紛れもなく名作だと思います。
工房になり、民俗学や、新本格など徐々に刺激的なものからペダンティスティックなものに意識が移るようになり映画の嗜好も変わるかと思いきや、ここで別の転機が訪れます。チャリ通学から電車通学になり、駅で降りて漫画の立ち読みをする生活サイクルに入ったのです。その頃のツタヤは週刊、月間漫画誌に紐がついておらず立ち読みし放題だったため、毎日立ち読みしてました。加えてど田舎ではあったにせよ、ブックオフもあったため、漫画を大量に頭に詰め込むようになりました。
まあ、当然ヲタクになります。またその頃ようやく生家に電話回線ではなく光通信が届くようになりました。やったー!アニメ本編をDaily Motionで見邦題だぜー!という訳ですね。そしてアニメ作品を見るようになりました。はい。クソアニメはネットで見ればいいや、だったのでレンタルビデオで借りるものとしてはエヴァや攻殻など、過去の名作ものが多かったですね。この頃の実写映画はちょっと記憶にないですね…。なんか適当なビッグタイトルを見ていたように思います。
大坊になり、衒学趣味が最高潮になったので、「過去の名作を観よう(提案)」と思うようになりました。またこの頃からDVDで見る「映画」と映画館で見る「映画」の質の違いを感じるようになりました。本当に、立川シネマシティー様にはお世話になりました。これが現在まで続くわけですが、大学時代の特徴として特定の作品というよりも、「午前10時の映画祭」という映画振興を目的とした特集上映がとても好きになりました。これは過去の名画を、もう一度スクリーンで見よう、というのを目的とした催しであり、日本全国の数十の映画館で取り組まれています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%88%E5%89%8D%E5%8D%81%E6%99%82%E3%81%AE%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%A5%AD
ラインナップを見て貰えばわかるとおり、芸術性に重きを置いているのではなく、むしろ人の心を動かしたポピュラーな作品が多いです。名前だけは聴いたことがあるが見たことはない。そういう映画が多いのではないでしょうか。映画は人の心を豊かにします。
来月4月からは、また装いを新たにして第2回新午前10時の映画祭が開かれます。
http://asa10.eiga.com/2013/theater/
皆も最寄の劇場を探して、映画、みよ!(結論)
コメント
日本じゃあまり目立ってないですけど、
世界中でいろいろと作られてて面白いですね。
個人的にはカチャーノフ、特偉、キム・ジンマン辺りが好きです。