粗筋

歴代大統領に20年以上勤めあげた、ホワイトハウスで伝説となっている実在の人物の物語。

感想
普通。
予告とかタイトルとかから想像するものとは全く違うから、「控えめな執事ながらも、個性豊かな大統領の面々を影から支え、成功に導いた」みたいな話じゃないよ。
見どころはまあ、仕事人としての性格と父親としての性格の相違から来る衝突と、和解。

あと一言言っていい?
原題はthe butlerなの。このタイトルってさ、名詞一文字で表現されてるから、リジッドな感じが出てるよね。しかもその意味が職業を指し示すものだから、どことなく「仕事に厳格で勤勉な執事」のイメージが頭の中で立ち上る訳じゃない。
で、「大統領の執事の涙」ね。間延びしているのはもとより、大統領の執事、というとどことなく秘書めいた「特定の一個人にお仕えしたもの」のイメージが出て、更に涙と続けることで大統領とその執事の、感動巨編のイメージが湧くわけじゃんね。
映画視るじゃん?
仕事人として生きた男の姿な訳よ。しかも大統領一人一人のエピソードは短く、感情移入も敢えてさせないつくりな訳。だから、執事ではあるんだけれども、ホワイトハウス、更に言えば(国の公民権運動のために立ち上がった、主人公の息子を意識的に描いていたこと、またその弟がベトナム戦争で死んだことも踏まえて)国に尽くした執事、と読み取るべきなのね。
で、この邦題じゃん?

この邦題考えた奴は腹切って死ね!!

コメント

いためし
2014年2月16日10:23

最近クソ邦題多すぎんよ~

マイコロス
2014年2月17日0:42

ああ^~能無しなんじゃ^~

tyler
2014年2月17日10:16

人は期待と違うものを見せられると、その質に関わらずがっかりしますからね。タイトルは慎重に決めて欲しいもんですわ。
12イヤーズの邦題『それでも夜は明ける』も問題ですなw

マイコロス
2014年2月17日12:50

原題だと、「奴隷生活の描写がなく『一二年』という時の重さが感じられるが故に、一体どれほど壮烈な生活だったのだろう、と想像力が掻き立てられる」働きがあると思うんすけど、邦題だと結果ありきすぎて、なんか拍子抜けなんすよねー。

ろすす
2014年2月21日3:15

夜分遅く失礼します。
以前から拝見しておりましたが、このたびリンクさせて頂きました。
映画の邦題って結構「えっ?」ていうのがありますね。これに限らず。

マイコロス
2014年2月21日10:10

link!

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