フォアグラ弁当販売中止とズヴィズダー3話に見るモラリストの「道徳」
2014年1月30日 趣味 コメント (5)フォアグラ弁当
ファミマのフォアグラ弁当が販売中止に追い込まれました。アニマルライツなんちゃらっていうパーっぽい団体がぶっこんできて フォアグラの製造方法は残酷だからやめろ、と云ってきたわけですね。この販売中止に対して憤りの声を上げる人は沢山いますが、要は「ファミマでフォアグラ食べたいお(;ω;)」ではなく「パーじゃねえの」という観点で切れてる訳です。
「動物はあなたのごはんじゃない」は某団体のキャッチコピーなんですが、彼らは何を食べているのでしょうか。草ですか。アニマルライツ系ベジタリアンに「草にも命があるだろ」というと「動物が高等だ」と云ってきます。それに対して「エゴじゃないんすか?」と問うと「動物を養うのに重量換算でその数倍の穀物が使われる、だから草食った方が良い」と謎の方向転換をしてきます。先ほどまでの倫理観の問題はどこに行ったのでしょうね。
さて、では何故草じゃなくて肉を食うんでしょうか。美味いからです。刃牙のステーキ食べるシーン思い出して下さい。理屈じゃないんですよ、旨いんです。それをエシカルな観点から、とか論破しようとしても無駄なんです。端から同じ次元に立っていない。じゃあ何故上手いのか。肉のイノシン酸と野菜のグルタミン酸がなんちゃらかんちゃら、ではなく、文化的な観点から言うとそれはあなたの生まれ育ってきた食文化な訳ですね。食文化は後天的なもので、それは習慣によって変化しえます。なのでベジタリアンも、始めはともかく何年も経っても「本当はお肉の方が美味しいけど家畜のみなさんのことを思って我慢するお(;ω;)草まずいお」なんて思ってないんです。食への態度は習慣によって変化しうる、ということは漫画「そばもん」の機械打ちのエピソードに詳しく乗っているのでぜひ読んでみてください。
食文化は後天的に獲得しうるものですが、かといって簡単に変えうるものではありません。そこは「旨い」という感覚に支配されている訳なので、理論的な反発よりも「なんだこのキチガイが」という感情的な反発が根底にはあります。そして感覚的なものだからこそ、自分の感覚を絶対視するあまり他者を劣ったものだとみなしてしまいます。韓国の犬鍋、を我々日本人は野蛮だと思うでしょう?では太田町のイルカ猟にぶっこんでくる愛護団体にはどうでしょうか?なんだこのキチガイ、と思う人が多いのではないでしょうか。食文化は帰属意識によるところも多く、同じく感覚に支配されたナショナリズムの対立を生んでしまうこともあります。
食、とは感覚によるものだということを説明してきました。もっともらしい後付けを愛護団体はしますが、要は肉が嫌いなんです。別に肉嫌いでも良いんじゃないですか。ただわたしたちは美味しいから食べるだけです。
「動物はあなたのごはんじゃない。」?じゃあサバンナ行って、
_,,;’ ’" ’’ ゛’’" ゛’ ’;;,,
(rヽ,;’’"""’’゛゛゛’’;, ノr)
,;’゛ i _ 、_ iヽ゛’;, お前それライオンにも同じ事言えんの?
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/シ、 ヽ⌒⌒ / リ \
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ズヴィズター3話とタバコ
ズヴィズター3話でタバコの話をやってました。
嫌煙家が愛煙家を迫害する話です。本読みなら、筒井康隆の「最後の喫煙者」を思い出したでしょう。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17055478
タバコは有害なものです。それは個人だけではなく、周りにも悪影響を及ぼす。
これ自体は間違いありません。私も別にタバコは吸いませんし、マナーの悪いカスは咽頭癌で死んで、どうぞ(棒読み)と思ってます。
ただそこまで嫌うべきなんですかね?というのが正直な感想です。
飲食店での喫煙で、店のルールとしてタバコそれ自体は禁止されていない店でも「常識的に考えて飯不味くなるからやめろカス」という人が居ますが、それってどうなんでしょう。別にクソど田舎でそこしか飯屋がない、ならともかく飲食店を選ぶ自由がある以上はそこは譲って、その店にいかなくする、ぐらいの心の余裕はないのでしょうか。世界が嫌煙家だけで作られているのなら、そういう店は潰れます。でも潰れないのは、結局のところタバコに対して「正直どうでもいい」層が多いからなのでは。なら、そこは社会通念がそうである以上は我慢するか、店に行くのを止めるべきなのでは。路上では吸えない、家ではヤニが付くから吸いたくない、職場学校でも吸うスペースは限られている、そういう中での食後の満腹感と共にゆったりとした気持ちになるための一服、というのは多分乙なものの筈なので(吸ったことないので知りません)、そこぐらいは譲る度量を見せてみては。
モラリストの問題としては、先ず感情として「タバコって煙が臭い」があって、それを肯定するために色々な理屈「回りへの影響うんたらかんたら」を載せていっています。そして何よりいけないのが、タバコを吸うということだけで喫煙者の人格を否定してしまうようなきらいがあるのです。
タバコを吸う
→タバコを吸うのって、娯楽も趣味も持てないような土方とかの肉体労働者で、どうせ肉体労働者だから粗暴で、パチンコやってる感じだからどうせ頭悪くて、タバコも我慢できないんだから不摂生でだらしない
というイメージを持ち、且つそれを全ての喫煙者に当てはめようとする心理を持っているように思えます。まるで全身これ煙草、起きても寝てもタバコのことばかり、というタバコ人間がいるかのように考えて。
タバコは害だ、タバコを吸う奴は劣っている、その両方を合わせて、タバコという文化は撲滅してよし、とする「嫌煙家」はどうなのでしょうか。
食にしてもタバコにしても、モラリストたちは自分を絶対の正義と信じて疑わず、攻撃対象を攻撃されるのが当然の悪党だとみなします。しかしお互いの価値観は感覚から出発されたものである以上、それは世界絶対の真理である訳がありません。
互いの価値観が絶対のものではない、相対的なものであることを知りましょう。社会の中で互いはどんな立ち位置にいるのか、そしてその中で自分が多数派で、相手が少数派だということが分かったのなら全力でぶっこんでいって潰しにけばいいのではないでしょうか
ファミマのフォアグラ弁当が販売中止に追い込まれました。
「動物はあなたのごはんじゃない」は某団体のキャッチコピーなんですが、彼らは何を食べているのでしょうか。草ですか。アニマルライツ系ベジタリアンに「草にも命があるだろ」というと「動物が高等だ」と云ってきます。それに対して「エゴじゃないんすか?」と問うと「動物を養うのに重量換算でその数倍の穀物が使われる、だから草食った方が良い」と謎の方向転換をしてきます。先ほどまでの倫理観の問題はどこに行ったのでしょうね。
さて、では何故草じゃなくて肉を食うんでしょうか。美味いからです。刃牙のステーキ食べるシーン思い出して下さい。理屈じゃないんですよ、旨いんです。それをエシカルな観点から、とか論破しようとしても無駄なんです。端から同じ次元に立っていない。じゃあ何故上手いのか。肉のイノシン酸と野菜のグルタミン酸がなんちゃらかんちゃら、ではなく、文化的な観点から言うとそれはあなたの生まれ育ってきた食文化な訳ですね。食文化は後天的なもので、それは習慣によって変化しえます。なのでベジタリアンも、始めはともかく何年も経っても「本当はお肉の方が美味しいけど家畜のみなさんのことを思って我慢するお(;ω;)草まずいお」なんて思ってないんです。食への態度は習慣によって変化しうる、ということは漫画「そばもん」の機械打ちのエピソードに詳しく乗っているのでぜひ読んでみてください。
食文化は後天的に獲得しうるものですが、かといって簡単に変えうるものではありません。そこは「旨い」という感覚に支配されている訳なので、理論的な反発よりも「なんだこのキチガイが」という感情的な反発が根底にはあります。そして感覚的なものだからこそ、自分の感覚を絶対視するあまり他者を劣ったものだとみなしてしまいます。韓国の犬鍋、を我々日本人は野蛮だと思うでしょう?では太田町のイルカ猟にぶっこんでくる愛護団体にはどうでしょうか?なんだこのキチガイ、と思う人が多いのではないでしょうか。食文化は帰属意識によるところも多く、同じく感覚に支配されたナショナリズムの対立を生んでしまうこともあります。
食、とは感覚によるものだということを説明してきました。もっともらしい後付けを愛護団体はしますが、要は肉が嫌いなんです。別に肉嫌いでも良いんじゃないですか。ただわたしたちは美味しいから食べるだけです。
「動物はあなたのごはんじゃない。」?じゃあサバンナ行って、
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,;’゛ i _ 、_ iヽ゛’;, お前それライオンにも同じ事言えんの?
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ズヴィズター3話とタバコ
ズヴィズター3話でタバコの話をやってました。
嫌煙家が愛煙家を迫害する話です。本読みなら、筒井康隆の「最後の喫煙者」を思い出したでしょう。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17055478
タバコは有害なものです。それは個人だけではなく、周りにも悪影響を及ぼす。
これ自体は間違いありません。私も別にタバコは吸いませんし、マナーの悪いカスは咽頭癌で死んで、どうぞ(棒読み)と思ってます。
ただそこまで嫌うべきなんですかね?というのが正直な感想です。
飲食店での喫煙で、店のルールとしてタバコそれ自体は禁止されていない店でも「常識的に考えて飯不味くなるからやめろカス」という人が居ますが、それってどうなんでしょう。別にクソど田舎でそこしか飯屋がない、ならともかく飲食店を選ぶ自由がある以上はそこは譲って、その店にいかなくする、ぐらいの心の余裕はないのでしょうか。世界が嫌煙家だけで作られているのなら、そういう店は潰れます。でも潰れないのは、結局のところタバコに対して「正直どうでもいい」層が多いからなのでは。なら、そこは社会通念がそうである以上は我慢するか、店に行くのを止めるべきなのでは。路上では吸えない、家ではヤニが付くから吸いたくない、職場学校でも吸うスペースは限られている、そういう中での食後の満腹感と共にゆったりとした気持ちになるための一服、というのは多分乙なものの筈なので(吸ったことないので知りません)、そこぐらいは譲る度量を見せてみては。
モラリストの問題としては、先ず感情として「タバコって煙が臭い」があって、それを肯定するために色々な理屈「回りへの影響うんたらかんたら」を載せていっています。そして何よりいけないのが、タバコを吸うということだけで喫煙者の人格を否定してしまうようなきらいがあるのです。
タバコを吸う
→タバコを吸うのって、娯楽も趣味も持てないような土方とかの肉体労働者で、どうせ肉体労働者だから粗暴で、パチンコやってる感じだからどうせ頭悪くて、タバコも我慢できないんだから不摂生でだらしない
というイメージを持ち、且つそれを全ての喫煙者に当てはめようとする心理を持っているように思えます。まるで全身これ煙草、起きても寝てもタバコのことばかり、というタバコ人間がいるかのように考えて。
タバコは害だ、タバコを吸う奴は劣っている、その両方を合わせて、タバコという文化は撲滅してよし、とする「嫌煙家」はどうなのでしょうか。
食にしてもタバコにしても、モラリストたちは自分を絶対の正義と信じて疑わず、攻撃対象を攻撃されるのが当然の悪党だとみなします。しかしお互いの価値観は感覚から出発されたものである以上、それは世界絶対の真理である訳がありません。
互いの価値観が絶対のものではない、相対的なものであることを知りましょう。社会の中で互いはどんな立ち位置にいるのか、そしてその中で自分が多数派で、相手が少数派だということが分かったのなら全力でぶっこんでいって潰しにけばいいのではないでしょうか
コメント
それはそうとそのアニメ面白そうですね。今までの作とはずいぶん趣が異なるので名前をみてもぴんとこなかったです。
でもまぁ仰るとおり社会通念やらなんやらは感覚的なものに起因するので、自分を正義と思いすぎないことが寛容ですね
また放射能厨か壊れるなあ
>中
趣は確かに異なりますね。まだ3話なので何とも言えませんが
>下
合法的に叩き潰すマン