僕らの新海誠が帰ってきたよ!
粗筋
靴職人を志す15歳の高校生タカオは、雨が降るといつも学校をさぼって公園で靴のスケッチに熱中していた。そんなある日、彼は27歳のユキノと出会い、雨の日だけの再会を繰り返しながらお互いに少しずつ打ち解けていく。タカオは心のよりどころを失ってしまったユキノのために、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作ろうと決心する。
感想
えー、星を追う子供で「なんやこのジブリの劣化コピー!?」と言われていましたが、またこのアンニュイな方向性に舵を切ったようです。まあそっちの方が受けるしね。
映像美は相変わらず、というか進化してますよこれ!
http://www.kotonohanoniwa.jp/
この予告篇には乗ってない映像なんですが、篠つく雨で枝垂れた木が水面に移るシーンが開幕5分であるんですが、これもう実写ですよ。呼吸が盗まれますね。何でこんな表現思いつくんですかね。それとか7月の雨の日、雲の間から漏れてくる力強い陽光に温められた地表から水蒸気が上がっている表現とか、観察力が常人離れしてる。新海ワールドって言うんですかね。彼の撮る映画はキャラクターの心内語りをするシーンでは極力人を映さないようにして、その時々の何気ない風景を接写、あるいは俯瞰して連続して写していく手法を取っているんですが、その一枚一枚がやけに「画」になる。このものを視る力が感じられるのはやっぱり新海さんの映画だけですねえ。
ストーリーは…まあ考えるんじゃない、感じるんだ!
秒速~のストーリーも「子供の頃恋心抱いてー種子島でサーフィンしてーでも結局距離は埋まらなくてー」って感じだったでしょ?これも同じだよ!心で感じるんだ!
ネタバレになるんだけど、あの告白をしておいて、結局そこから二人の人生は劇的に変わるんじゃなくて、結局それまでの道を歩んでいった、っていうのも残酷なリアリズムのようなものが見えていて新海先生らしさを感じますね。
心は震えるけど、心は変わらない。
心が変わったとしても、現実は変わらない。
個人的にこの映画で一番好きなシーンはあの告白のところではなくて、梅雨が終わって雨が降らなくなるシーンですね。雨の時にしか逢えない、だから二人が雨をたまらなく願うところで何故かamazarashiの「夏を待っていました」を思い出しました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20654453
粗筋
靴職人を志す15歳の高校生タカオは、雨が降るといつも学校をさぼって公園で靴のスケッチに熱中していた。そんなある日、彼は27歳のユキノと出会い、雨の日だけの再会を繰り返しながらお互いに少しずつ打ち解けていく。タカオは心のよりどころを失ってしまったユキノのために、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作ろうと決心する。
感想
えー、星を追う子供で「なんやこのジブリの劣化コピー!?」と言われていましたが、またこのアンニュイな方向性に舵を切ったようです。まあそっちの方が受けるしね。
映像美は相変わらず、というか進化してますよこれ!
http://www.kotonohanoniwa.jp/
この予告篇には乗ってない映像なんですが、篠つく雨で枝垂れた木が水面に移るシーンが開幕5分であるんですが、これもう実写ですよ。呼吸が盗まれますね。何でこんな表現思いつくんですかね。それとか7月の雨の日、雲の間から漏れてくる力強い陽光に温められた地表から水蒸気が上がっている表現とか、観察力が常人離れしてる。新海ワールドって言うんですかね。彼の撮る映画はキャラクターの心内語りをするシーンでは極力人を映さないようにして、その時々の何気ない風景を接写、あるいは俯瞰して連続して写していく手法を取っているんですが、その一枚一枚がやけに「画」になる。このものを視る力が感じられるのはやっぱり新海さんの映画だけですねえ。
ストーリーは…まあ考えるんじゃない、感じるんだ!
秒速~のストーリーも「子供の頃恋心抱いてー種子島でサーフィンしてーでも結局距離は埋まらなくてー」って感じだったでしょ?これも同じだよ!心で感じるんだ!
ネタバレになるんだけど、あの告白をしておいて、結局そこから二人の人生は劇的に変わるんじゃなくて、結局それまでの道を歩んでいった、っていうのも残酷なリアリズムのようなものが見えていて新海先生らしさを感じますね。
心は震えるけど、心は変わらない。
心が変わったとしても、現実は変わらない。
個人的にこの映画で一番好きなシーンはあの告白のところではなくて、梅雨が終わって雨が降らなくなるシーンですね。雨の時にしか逢えない、だから二人が雨をたまらなく願うところで何故かamazarashiの「夏を待っていました」を思い出しました。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm20654453
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