LA ギャングストーリー 鑑賞
粗筋

1949年のロサンゼルスを舞台に、ギャングと警察官の抗争を描いたクライムアクション。ドラッグや銃器取引、売春で得た金を使い、警察や政治家をも意のままに操る大物ギャングのミッキー・コーエンは、自らを「神」と豪語し、ロサンゼルスを支配する。しかし、そんなコーエンを打ち破るべく、6人の警察官が立ち上がる。警察当局は一切の責任を負わないという命がけの任務に就いた6人は、警察官という素性も名前も隠し、コーエン率いるギャング組織へ戦いを挑む。

感想

え、馬鹿ばっかなの?(ファーストインプレッション)

序盤は荒野の7人みたいな仲間探し編。悪者に立ち向かうために腕っぷしに自信のある一癖も二癖もある奴をそろえる辺りはかなり意識した作り。
そしていざコーエンに挑んでいくのだが…。その過程が余りにもお粗末。コーエン邸に盗聴器をしかけるところまでは良かったのだが、後は只管に襲撃!銃撃!暴行!の連続。おまけに下調べをしたかどうかの言及はなし、顔を隠さず素顔で乱入、目撃者も殺さずに殴ってお終い。いや、こんなの現実的に続く訳ないじゃん。三日で足つくで。
おまけに盗聴器がばれて唯一のブレーン役はあっけなく暗殺される(普通盗聴器が発見されないようにするとか、発見された時に逆探知されない仕組みとかあるんじゃないの?)。そしてコーエン側の反撃が始まって主人公の家が銃撃される。危険な任務に就くのになんで家族避難させないの?それでいて家銃撃されたからってキレて相手宅にハンドガンで乗り込むって馬鹿なの?猿なの?
なんやかんやあってコーエンを逮捕することになった彼ら。コーエンが立てこもっているというホテルに何故か正面突破をかける。いや、ありえないでしょ。たかがマシンガン如きで十数階建てのビル正面突破(しかも向こう側も武装している)とか地勢的に不可能なの小学生でも分かるでしょ。玄関入った瞬間に爆弾で終わりだろう常識的に考えて。
なんやかんやあって逮捕出来ました。終わり。
いやいや、序盤で「コーエンを単に倒すだけでは彼の帝国は崩れない」って言ってたやん!コーエンのギャング体制をどう瓦解させるかを余り描かないで、「逮捕したから何とかなるだろ!」って終わらせ方はどうなの?脚本家の脳味噌は空なのかな?

非常に拙劣な演出、脚本。見ないことをおススメします。

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