4色コントロールリアニ。

①白黒ゾンビ
メイン:冒涜の悪魔3枚引かれて全部は対処できず負け。
サイド①:ヒーラー絡み根スラーグ修復。
サイド②:同じような動き。

②グルール@サイ殺すさん
メイン:1マリで土地が初手から止まってスラーグ3枚持ってるのに出せずに負け。
サイド①:相手のミスもあり生き残って巻き返す。
サイド②:実験体2→炎樹族+猪→ゴーア湧血でブロッカーの上から4キルされて負け。

③グルール
メイン:普通に勝ち。
サイド:後手根囲い土地2kpでトップ8枚に土地が1枚もなく負け。
サイド②:ダブマリ土地ストップで負け。

1-2。事故でした。

~~~~~
クラウドアトラス鑑賞

粗筋
6つの時代の異なる群像劇の集合。

感想
何だこれは…。
茫然とする。世界観の壮大さに、観終わって言葉に出来ない。
傑作なのかどうかすらも分からない。ただただ圧倒される。
ウォシャオスキー兄弟の構成力に改めて敬服。異次元の化物。

ウォシャオスキー兄弟って別に考えてることは凄くないです。マトリックスも「東洋思想」だの、「ボードリヤール的ハイパーリアリティ」だの、偉そうなことのたまっていた割にアニマトリックスやリローデッドでその化けの皮がはがれたのは周知のこと。ただ、この人たちは物語を壮大に見せる演出力、映画全体の構成力はずば抜けていると思います。そしてそれを支える最先端のCG。マトリックスを初見した時のあの興奮、ネオがピルを飲んでネブカドネザル号に拾われ、超現実を見せられるシーンを見た時の「よくこんなこと考え付くなー!!!すげー!!!」という感動は皆持っていた筈。
その感覚に近いですね、このクラウドアトラスも。
大まかに言って、全体のテーマとして「時代を超えて人間の愛や繋がりは連綿と受け継がれていく」という考えがあります。しかしこれもマトリックスシリーズが続いていくにつれて設定の陳腐さが見えて行ったように、全てを説明しようとせず敢えて明らかにしない部分を残すことで広大さ、神秘さを見る者の心に与えてくれるものだと思います。なので皆さんもぜひ何も考えず見てください。

「よく分からんけど繋がってるっぽいし深いこと言ってるしスゲー!!あんまわかんねーけど!!」そう思えたなら、あなたは既にウォシャオスキーマジックの虜になっているのです。

以下ネタバレ兼考察

1章 弁護士の話
南方に行って船で帰る途中、島から脱走してきた黒人奴隷を船に留めるよう尽力。のちに善人に見せかけた悪人である医師に殺されそうになったところを黒人に助けられる。そして黒人解放戦線に参加していく。

考察:ここでの旅行記が2章に繋がる。「社会には序列がある。それを乱してはいけない」→(5章とのつながり)に対して個人の努力(=理性?)が全体を動かす、という信念で立ち向かう(5章での革命の失敗へのアイロニー?若しくは「心は動く」という希望か)

2章 作曲家の話
作曲家の青年は今では落ち目の作曲の大家の下で研鑽を積み、才能を開花させる。「クラウドアトラス」という世紀の名作を生むがそれを師に奪われそうになる。同性愛のパートナーの幸せを願い、彼は自殺する。

考察:ここでの手記が3章に繋がる。また、ここでのパートナーが3章の登場人物になる。
夢の空間で人類は時空を超えて繋がる?ユングの集合的無意識みたいなものか。

3章 記者の話
原発問題で不穏な動きを感じた女性記者は、偶然知り合った科学者を親交を深めるが彼は何者かに殺されてしまう。自身の身も脅かされながらも、彼女は事件の真相に迫る。

考察:科学者が2章のチョイ役。余り重要じゃないパートだった。

4章 老人の話
編集者の老人は兄に迷惑をかけていたせいで老人ホームに閉じ込められてしまう。なんとか脱出しようとホームの仲間を募り、脱獄計画を立てる。

考察:脱出後、老人の書いた小説が映画化され、それが5章での映画に繋がる。ここも特には…?

5章 クローンの話。
クローンのソンミは仲間の一人が不適格者として処分された後、革命家の青年によって外の世界へ連れ出される。この社会の欺瞞を目にした彼女は世界の変革のための演説を開始する。

考察:ここでのソンミの演説がやがて6章での宗教につながる。ここはかなり普遍的なテーマを扱っていたかな。
宗教の発端(世の不条理を嘆き、世界を変革する力を欲すること、平和の希求)。社会の不条理とは1章にもあった通り、「序列(order)に従うことこそが社会だ、そのためには犠牲も必要」ということ。ソンミはそれと戦うために革命に身を投じ、失敗するのだが、最後処刑前に審問官と会話し、最後に審問官の「負け戦ならば、無駄ではなかったのか?」との問いに対し「それでも誰かの心は既に変わっている(=審問官自身=体制側を指している?)」との返答。意志は受け継がれていく、という信念を謳う(=1章とのつながり)

6章 アフターマンの話
文明が崩壊した後の世界。原始人のような生活をする島民に対して未来人のような姿をした女性が助けを求めてくる。

考察:5章のソンミが偶像としてあがめられている。
5章では平和を希求したソンミの意志も、長い間の未開時代を経て変質し、島民の行動を不条理なものとしている(=宗教の因習化、堕落?序列を解放する筈の宗教が、いつの間にか序列を作り出しているというアイロニー)。
しかし他人を心をの底から思いやる愛が、自分たちのそして回りの命を、魂を救っていくという二つ目の「真」の「真理」がここで提示される。(=作品全体に繋がる愛、高潔さ)

エンドロール、全体
主人公たちの体にある「ほうき星」のアザ、6章全体を通じて俳優たちが複数の人物を演じていること…しかし必ずしも6章通じて一人が同じようなキャラクターを演じているのではなく、それぞれに悪役、善人、主人公とキャラが違う=単純な輪廻転生とは違う。
時代を超えて人類には「何か」が受け継がれていくことの提示。ここでは第一の真理「序列を解放し、平和を願う」こと、第二の真理「他人を思いやる愛で自身、そして相手の魂を救う」ことが、「何か」だと考えているが、人それぞれ違うものが此処には入るだろう。


以上。
クラウドアトラスはもう一度観に行くかなーこれなー。記憶消して観に行きたい(つまり個人的には傑作)

追記
何か似てると思ったら円城さんのself reference engnineだ!

コメント

サイコロス
2013年3月18日23:38

大軍にたどり着けば勝つってそれ一番言われてるから
ゼガーナはサイドなら良いんじゃないでしょうか

もっちー
2013年3月18日23:44

さすがにGGきつくない?出るなら入れたいんだけど

もっちー
2013年3月18日23:47

あとは対グルールで必要なのは序盤の点数と素早いまくりだから、戦慄なし・アゾチャなし、大軍1で根囲いという無駄なアクションが挟まると勝ちにくくなるよ。
絡み根取ったからビート耐性上がってるはず的なことを言っていたけど、絡み根分である程度は相殺されるにしても、このレシピが僕の元のレシピよりグルールに強い、わけではないと思う。

マイコロス
2013年3月27日23:32

はい。

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