ベルセルク

粗筋
蝕。贄。

感想
え、映画舐めてるの?
前回はガッツがグリフィスを抜き、自棄になったグリフィスがお姫さんを奪って父親の国王が切れてグリフィス拷問、鷹の団が国王軍に追われて敗走していくところで終わり。
今回はさてグリフィスを助けるところから始まるのだが、グリフィス救出後の地下水道での戦闘が全てカットされている。ぶっちゃけここが鷹の団の幹部連の唯一の見せ場なのだが…。更に言えばグリフィス救出後、国王が追討兵として獣の皮を被った異人(まあ実際は魔族な訳だが)を寄越すシーンもあるのだが、ここも全てカット。ありえないでしょ。こいつがグリフィスを嘲け笑うからこそ彼の絶望、渇望が深くなるのだが、脚本家は原作読んだことあるのかな?
そして肝心の蝕。
蝕の入り方は素晴らしい。鈍色の空と、それを映す一面の河の水面の上で絶望に打ちひしがれるグリフィスが掴むベヘリット、河畔には人ならざる者の姿が。太陽が月で隠れ、日が陰っていく。空気が歪み、時間の進みが遅くなる。ガッツがグリフィスの肩をつかんだ瞬間、時は凍り、ベヘリットが血の涙を流して蝕が始まる。この表現は良かった。
ただ肝心の蝕が長い。長すぎる。原作を読んでいた時の蝕は圧倒的な絶望感に溢れていた。しかし映画版の蝕は余りに長く、それが緊迫感を損ない、かえって恐怖感を殺してしまっている。ゴッドハンドたちの登場シーンに何分もかける必要はないし、鷹の団の死にざまも間がいちいち多い。
肝心のR18要素のところも、キャスカがゼムトに犯された後にゼムトとの間の半魔の子を孕んで生む、というストーリー上意味ありげな重要なシーンがあったのにここも映画ではカット。なんというか、原作レイプ過ぎやしませんか。

クソ。お疲れ様。


2月の映画
2/9
脳男
よくある「精神欠陥があるけど超天才的なキャラが活躍する~」って系統の話です。原作は面白くないので映画も面白くないでしょう。

グレイブエンカウンターズ2
これは面白いよ多分。

2/14
ダイハードラストデイ
ダイハードシリーズ最新作。

終わり。

コメント

BadApple!!
BadApple!!
2013年2月2日22:10

爆殺王ヴィランシャや甲冑千切りのバーボに黙祷

マイコロス
2013年2月2日22:16

enjoy&exciting!

KBTKN
2013年2月3日19:18

ベルセルク楽しみだったんだけど残念だなぁ。

マイコロス
2013年2月3日22:48

見て後悔するのが一番だと思うよ(暗黒微笑)

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