遊星からの物体Xファーストコンタクト 鑑賞
2012年8月6日 趣味見てきました。
粗筋
ハワード・ホークス製作の「遊星よりの物体X」(1951)、ジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」(82)と2度にわたり映画化されたジョン・W・キャンベル・Jr.の短編小説「影が行く」の3度目の映画化作で、カーペンター版の前日譚となる物語。南極大陸の氷の中で太古の生命体が発見されるが、それは人間の体内に侵入して人間になりすまし、自らの生存のため人間同士を戦わせる性質をもった宇宙生命体だった。考古学者のケイトと調査隊の隊員たちは、誰が乗っ取られているのかもわからない状況に疑心をつのらせていくなか、生命体に襲われていく。
「
感想
もうこれサスペンスじゃないね。単なるパニックホラーやん。
何というか疑心暗鬼になる暇もなく人がどんどん死んでいく(食われていく)映画だった。カーペンター版the thing屈指の名シーン「各人から血を抜いてシャーレに溜め、熱した針金を血に突き刺して誰がエイリアンかを炙りだす」シーンのような、肌がちりちりするような緊張感のある場面がなかったのが残念ですね。終わり方で言ってもthe thingでは生き残った二人が燃え落ちようとする基地を背に「ひょっとしたあいつはエイリアンじゃないのか?」と猜疑心に満ちた目でお互いを見やり、凍死するまでのわずかな時間を過ごす、というような後味の悪い(それ故に印象深い)ものでしたが、こちらは安直な終わり方(もとよりthe thingの前日譚な訳ですから本家に繋がる終わり方になるのは当然ではありますが)。それと人物描写が主人公視点が多すぎて、各キャラへの感情移入が出来なかったのも残念ですね。その意味でも「只のモンスター映画」って評価になってしまいます。
ただ映像の質で言えば間違いなく上がっていましたね。カーペンター版のような「肉がはぜ、体液が泡を吹き、繊維がビチビチと伸びながらちぎれる」ようなグロさは減じていましたが、本家にはないスピード感のあるエイリアンの強襲シーンは見もの。変態→攻撃までの動きも勢いがあり、あれよあれよという間に人が食われるのもある種のリアリティーを感じました。
↓今作の大体の怪物シーンのまとめとメイキング映像
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17631379
粗筋
ハワード・ホークス製作の「遊星よりの物体X」(1951)、ジョン・カーペンター監督の「遊星からの物体X」(82)と2度にわたり映画化されたジョン・W・キャンベル・Jr.の短編小説「影が行く」の3度目の映画化作で、カーペンター版の前日譚となる物語。南極大陸の氷の中で太古の生命体が発見されるが、それは人間の体内に侵入して人間になりすまし、自らの生存のため人間同士を戦わせる性質をもった宇宙生命体だった。考古学者のケイトと調査隊の隊員たちは、誰が乗っ取られているのかもわからない状況に疑心をつのらせていくなか、生命体に襲われていく。
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感想
もうこれサスペンスじゃないね。単なるパニックホラーやん。
何というか疑心暗鬼になる暇もなく人がどんどん死んでいく(食われていく)映画だった。カーペンター版the thing屈指の名シーン「各人から血を抜いてシャーレに溜め、熱した針金を血に突き刺して誰がエイリアンかを炙りだす」シーンのような、肌がちりちりするような緊張感のある場面がなかったのが残念ですね。終わり方で言ってもthe thingでは生き残った二人が燃え落ちようとする基地を背に「ひょっとしたあいつはエイリアンじゃないのか?」と猜疑心に満ちた目でお互いを見やり、凍死するまでのわずかな時間を過ごす、というような後味の悪い(それ故に印象深い)ものでしたが、こちらは安直な終わり方(もとよりthe thingの前日譚な訳ですから本家に繋がる終わり方になるのは当然ではありますが)。それと人物描写が主人公視点が多すぎて、各キャラへの感情移入が出来なかったのも残念ですね。その意味でも「只のモンスター映画」って評価になってしまいます。
ただ映像の質で言えば間違いなく上がっていましたね。カーペンター版のような「肉がはぜ、体液が泡を吹き、繊維がビチビチと伸びながらちぎれる」ようなグロさは減じていましたが、本家にはないスピード感のあるエイリアンの強襲シーンは見もの。変態→攻撃までの動きも勢いがあり、あれよあれよという間に人が食われるのもある種のリアリティーを感じました。
↓今作の大体の怪物シーンのまとめとメイキング映像
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17631379
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