がけっぷちの男 鑑賞
久々に良いB級映画を観れた。この「B級」は勿論褒め言葉。

粗筋
ある朝男がホテルの窓辺から身を乗り出した。窓枠の外のへりの部分で立ち往生する男。それを発見した野次馬たちの騒ぎによってあっという間に警察や報道陣が詰めかける騒ぎに。
ネゴシエーターのリディアは彼と対話することになる。男の素性はやがて明らかになるのだが、その男ニックはなんと脱獄犯だった…。

感想
期待してなかっただけに思いっきり楽しめた。
ただ予告を見た段階では「ああ、崖っぷちハラハラスリラーなのかな」という感想だったので、そういった方面を求める人にとっては不満があるのかな。がけっぷち感を楽しむ映画ではないです。途中から分かるけど主人公は別に自殺するのが目的ではないので、高所にいる恐怖感は全くと言っていいほど描かれません。ぶっちゃけマトリックス1のネオがビルの外移動するシーンで携帯が落ちるワンシーンの方が怖いくらい。
中盤の潜入シーン、後半のSWAT突入後のニックのアクションには思わず手に汗握ってしまう。それと何気に伏線やビックリニヤニヤするポイントが多いのも好印象。脇役かと思われたホテルマンが○○だった、というラストのシーンには思わず笑ってしまった。

粗筋ネタバレ
↓以後ネタバレ↓

ニックは金持ちの宝石を護送中にダイヤを盗難した疑いで有罪判決を受け、投獄されていた。ニックは自分の無罪を晴らすために脱獄。金持ちはダイヤを盗まれておらず、その保険金だけを着服したのだと推理したニックは弟にダイヤを盗んできてもらい、身の潔白を証明しようとたくらむ。
ニックの弟ジョーイはニックが飛び降り騒ぎを起こしているホテルの真向かいのビルに潜入。兄の騒ぎで群衆の眼をそちらに向け、何とかしてダイヤを盗み出せないか奮闘する。
一方そのころネゴシエーターのリディアはニックからの話を聞き、警察内部に金持ちと手を組んでニックを嵌めた警察内部の悪人の存在を知る。各者各様の思惑が交錯する中、なんやかんやあって警察内部の悪人は成敗され、金持ちはダイヤを隠していたことがばれてざまあな結末を迎える。

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