映画drive 鑑賞

2012年3月31日 趣味
映画drive 鑑賞
http://drive-movie.jp/

粗筋
昼はスタントマン、夜は強盗の逃がし屋業を営む「ドライバー」。同じアパートの隣に住む女性に恋をした彼は、彼女の夫が犯罪に巻き込まれていることを知り、彼の手助けをすることになったのだが…。

感想
クール。そして暴力的。
上の方に公式サイトのリンクを貼っておいたので興味がある人は予告編を見てもらいたいのですが、予告で感じるよりずっと静かな映画です。巨悪と戦う、という映画でもないし、ドライバーという設定とは裏腹に壮絶なカーチェイスを繰り広げる、という映画でもありません。
それだけにゴアシーンの凄絶さが際立ちます。この映画は暴力の恐ろしさを骨の髄まで叩き込んでくれる。アクションスターは銃撃の嵐の中をかいくぐり、百発百中で敵を撃ち、殴り合いではハンサムな顔を傷つけられることなく悪漢をばったばったと殴り伏せる。
現実はそうならない。
銃弾はよけられないし、殴打されれば皮膚は切れ骨は折れる。刃物で切り付けられれば傷口から血を溢れさせながら人は死んでしまう。そういう当たり前をこの映画は描いている。肘の内側を剃刀で斜めに裂くシーンは思わず目をそむけてしまいたくなる。
この映画はそういう暴力の現実を全面に押し出す中で、普通の男が人を助ける時に何が出来るのか、という意思の力の強さを提示しているように思えました。

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