往年のデッキをもう一度第四回 2007年シリーズ 時のらせん+ローウィン+シャドームーアブロック編
往年のデッキをもう一度第四回 2007年シリーズ 時のらせん+ローウィン+シャドームーアブロック編
旧スタンのデッキからモダンのデッキを作るコーナー。今回はローウィンとシャドームーアブロック後の環境。クリーチャーがインフレを始めた記念すべき最初のブロックであるローウィンが参入し、一気にクリーチャー主体の環境となりました。本日取り上げる大会はPTハリウッド。エルフ(ビート)→フェアリー(クロックパーミ)→ヒバリ(コントロール+コンボ)という3竦みの状況下で赤緑ビッグマナ、魚などの伏兵が結果を残した大会でした。たしかこの頃から公式で「スタンダードウォッチング」というコラムが始まり、公式を通じてmtgの大会を知る機会が増えたように思います。

http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8F%E3%83%AA%E3%82%A6%E3%83%83%E3%83%8908

それではデッキを見て行きましょう。
①ドラン
http://mtgwiki.com/wiki/%E9%BB%92%E7%B7%91%E7%99%BD%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3#.E3.83.AD.E3.83.BC.E3.82.A6.E3.82.A3.E3.83.B3.EF.BC.9D.E3.82.B7.E3.83.A3.E3.83.89.E3.82.A6.E3.83.A0.E3.83.BC.E3.82.A2.E3.83.BB.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.E6.9C.9F
ドランはハンデス、除去で妨害を挟みながら3マナ5/5という高マナレシオのクリーチャーでビートするデッキです。スタン期は先触れでランドやドランをサーチすることで安定性を増していましたが、下環境では闇の腹心という最高のアド源がいるため、先触れを積む必要性はないでしょう。

それでは26日のMODEにあったレシピをぺたり。

2 Forest
1 Godless Shrine
1 Isolated Chapel
2 Marsh Flats
1 Murmuring Bosk
1 Overgrown Tomb
2 Plains
1 Reflecting Pool
2 Stirring Wildwood
1 Sunpetal Grove
2 Swamp
1 Temple Garden
4 Verdant Catacombs
1 Woodland Cemetery

22 lands

4 Dark Confidant
3 Doran, the Siege Tower
4 Noble Hierarch
3 Qasali Pridemage
3 Spellskite
4 Tarmogoyf
4 Tidehollow Sculler

25 creatures

4 Inquisition of Kozilek
3 Path to Exile
2 Thoughtseize
2 Tragic Slip
2 Zealous Persecution

何よりも目を引くのは妄信的迫害の採用ですね。このカードは自軍を全体強化、相手軍を全体弱体化させるインスタントです。ジャンドの闇の腹心やトリコデルバーの虫、オオヤマネコ、瞬唱、ラバマンを除去れるのは勿論のこと、特に刺さるのは環境を跋扈しているメリーラポッド相手でしょう。メリーラポッドはコールを入れている構成上低マナ域のクリーチャーを多く入れる必要があり、これ一枚で2対1以上の交換がとれそうです。コンバットトリックとしてはもとより、ライフ危険域でのフィニッシュブローや、詐欺師の総督経由での双子コンボを1T無力化できたりと、思ったより用途は広そうです。
ただ一つ文句をつけるなら聖遺の騎士の不在でしょうか。呪文すべりのスロットを聖遺のする方がいいように思います。双子が徐々にメタから外れ始め滑りの重要性が落ちていること、逆に環境でまだまだ幅を利かせる過去ストームに対して、聖遺の召喚酔いが解ければボジューカの沼をサーチすることで過去経由でのコンボを無力化することができます。メインの墓地対策はアグロロームにも効きますし、何より聖遺は単純なカードパワーがとんでもない。ドランデッキはアドバンテージが取れず、単体のカードでゲームをしていくデッキなので聖遺の採用は必須のように思います。

②魚
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A5#.E6.99.82.E3.81.AE.E3.82.89.E3.81.9B.E3.82.93.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.EF.BC.8B.E3.83.AD.E3.83.BC.E3.82.A6.E3.82.A3.E3.83.B3.EF.BC.9D.E3.82.B7.E3.83.A3.E3.83.89.E3.82.A6.E3.83.A0.E3.83.BC.E3.82.A2.E3.83.BB.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.E6.9C.9F
マーフォークはクロックパーミッションです。クロックパーミの代名詞として良く知られるフェアリーとの違いは、クリーチャー過多なデッキ構成のため、パーミミラー、ビート相手に相対的に戦えることです。反面コントロールデッキやコンボデッキはフェアリーよりも苦手なタイプと云えますが…(willとめくらましと行き詰まりのあるレガシーは別)

では少し昔のリストになりますがモダンの魚を見て行きましょう。
Main Deck

60 cards

18 Island
2 Mutavault

20 lands

4 Coralhelm Commander
4 Cursecatcher
4 Lord of Atlantis
4 Merfolk Sovereign
4 Merrow Reejerey
4 Silvergill Adept

24 creatures

4 A?ther Vial
4 Mana Leak
4 Spell Pierce
4 Vapor Snag

16 other spells


Sideboard
3 Echoing Truth
1 Kira, Great Glass-Spinner
2 Negate
2 Relic of Progenitus
3 Steel Sabotage
2 Threads of Disloyalty
2 Torpor Orb

レガシーと違い優秀なカウンターがないため、かなりビート寄りの構成になっています。目を引くのは蒸気の絡み付きの採用。ギルランの関係上どうしてもレガシーよりも1点1点の詰め合いの要素の強いモダン環境において、スタンでも大活躍中の絡み付きは強い、ということでしょうか。マーフォークはデッキの特性上1T経るごとにロードが出て自軍が強化されていくデッキのため、バウンスで相手をテンポロスさせる意味合いは大きいのでしょう。

今回はこれでお終い。次はアラーラブロック参入後。全世界で1000人以上の愛好家を持つ残酷な根本原理の登場です。

コメント

カモさま
2012年3月7日15:51

とりあえず魚最強カードの銀エラは入れようず

マイコロス
2012年3月7日16:09

何か枠余ってんなーと思ったら銀エラがなかった。これはデッキではない。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索