昔のスタンダードのデッキをモダン仕様にしたらどうなるかのコーナー第二回。前回に引き続きミラディン+神河期のfinals04のデッキを見て行こう。
①ウルザトロン
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B6%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3#.E3.83.9F.E3.83.A9.E3.83.87.E3.82.A3.E3.83.B3.E3.83.BB.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.EF.BC.8B.E7.A5.9E.E6.B2.B3.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.E6.9C.9F
三種類揃えるとそれぞれ二マナ以上を出せる土地をサーチカード、ドローカードで集め、そこから生み出される大量のマナからデカ物を連打するデッキ。
モダン環境最初期にあった12ポストと似ている。ポストと比較してみると
メリット:アンタップイン
デメリット:2枚集めただけではどうにもならない、複数枚出てもそこまで大量のマナとは言えない、微光地というビート殺しのカードがない
などの違いが見られる。特にデメリットの中では微光地がないのが深刻で、「ライフ残り2から緑タイタンで10点ゲイン、次ターンアタックして14点ゲイン余裕でした」というまくり方がない以上、ビート耐性を付ける必要がある。
先週行われたモダンGPのトップ8のデッキがその好例なのでご紹介。
60 cards
4 Celestial Colonnade
1 Eye of Ugin
3 Hallowed Fountain
1 Island
3 Seachrome Coast
1 Tolaria West
4 Urza’s Mine
4 Urza’s Power Plant
4 Urza’s Tower
1 Elesh Norn, Grand Cenobite
1 Emrakul, the Aeons Torn
1 Iona, Shield of Emeria
1 Ulamog, the Infinite Gyre
4 Azorius Signet
1 Condescend
1 Day of Judgment
3 Expedition Map
4 Gifts Ungiven
1 Oblivion Ring
4 Path to Exile
4 Remand
1 Repeal
1 Talisman of Progress
4 Thirst for Knowledge
1 Timely Reinforcements
1 Unburial Rites
1 Wrath of God
トロンデッキは無色ランドが12以上の構成のため、色拘束が厳しい。このデッキは青マナはシングルシンボルに留められ、神の怒り、エリシュノーン、イオナなどの白のダブシン以上のカードをタリスマンや印鑑といった無色マナサポートでカバーしている。けちな贈り物が4枚取られているのが特徴。
唯一気になるのが堀葬の儀式で、けちからサーチすると間違いなくハンドに入れるよう選択されてしまい、知識の渇望でしか落とせず無駄牌になりやすいため、蘇生(2WWソーサリー対象の墓地クリ一体を場に戻す)か瞬唱を1枚積むともっと良くなると思った(小学生並の感想)
2枚だけ持ってくる!そんな使い方も出来るのか!理解しました。
②デスクラウド
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89#.E3.83.9F.E3.83.A9.E3.83.87.E3.82.A3.E3.83.B3.E3.83.BB.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.EF.BC.8B.E7.A5.9E.E6.B2.B3.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.E6.9C.9F
XBBB ソーサリー
全てのプレイヤーはXライフルーズX体クリーチャー生贄X枚ディスカードX枚土地生贄。
一たび打つとお互いのリソースを大量に失わせるソーサリー。当時のスタンダード環境にはPWや頑強、不死クリーチャーなどが居なかったため、加減して死の雲を打ったり、最大限ブッパして泥沼試合をする姿が見られた。が、モダンには先ほど述べたようなリカバリー手段があるため、最大死の雲を唱えたとしても、瞬く間にこちらだけ立て直すことが出来る。
例えばMOPTQのこのデッキ。
クリーチャー:7枚
3 ストロームガルドの災い魔、ハーコン
4 タルモゴイフ
スペル:29枚
3 カラスの罪
4 コジレックの審問
3 名も無き転置
4 小悪疫
4 ヴェールのリリアナ
3 死の雲
3 燃え立つ復讐
4 壌土からの生命
1 野生語りのガラク
土地:24枚
2 血の墓所
4 新緑の地下墓地
4 黒割れの崖
2 偶像の石塚
2 草むした墓
4 黄昏のぬかるみ
1 溶岩爪の辺境
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
1 地盤の際
3 沼
サイドボード
2 夜の犠牲
3 滅び
2 古えの遺恨
3 自然の要求
3 虚無の呪文爆弾
1 仕組まれた爆薬
1 森
デッキはカラスの罪のハンデス要素からコントロール、コンボへ、燃えたつ復讐や各種除去でビートへの耐性を上げており、オールラウンドな印象を受ける。燃えたつ復讐は回顧能力でも誘発するため、死の雲で相手の動きを縛った後にロームで土地回収、そこからカラスの罪を叩き込んで速やかにゲームに勝利出来る。
では次に緑黒のシンプルなデスクラデッキを考えていこう。
4桜族の長老
4台所の嫌がらせ屋
3死の雲
確定枠。
3カラスの罪
4思考囲い
2ヴェールのリリアナ
ハンデス枠。思考囲いのライフルーズが思ったより厳しいならここをコジレックの審問にするのも手だろう。
2野生語りのガラク
3壌土からの生命
リソース回復枠。
4小悪疫
4ゲラルフの伝書使
ゲラルフはデスクラデッキが新たに得たエースアタッカー。今まで入っていたタルモゴイフでは小悪疫が打てなかったり、死の雲に巻き込まれたりしていたが、ゲラルフの参入により8キッチンの動きが可能になった。
2燻し
軽量除去。ボブとタルモは何としても殲滅せねばならない。
という訳で出来上がったデッキレシピはこちら
3カラスの罪
4思考囲い
2燻し
4桜族の長老
4小悪疫
3壌土からの生命
4台所の嫌がらせ屋
4ゲラルフの伝書使
2ヴェールのリリアナ
2野生語りのガラク
3死の雲
4ヨーグモスの墓所、アーボーグ
4黄昏のぬかるみ
4新緑の地下墓地
2霧深い雨林
1湿地の干潟
2樹上の村
3草むした墓
3森
1沼
ゲラルフの関係上アーボーグ、ハイブリッドランドは4づつ。懸念材料であるアーボーグの伝説条件だがカラスの罪の回顧やリリアナ、小悪疫のお互いハンデスの種になるためそこまで気にならないだろう。
…。
……。
………。
あれ、まともじゃないか?スッゴイまとも。普通にコンボに有利そう…。
次回はラブニカブロック参入後の環境を見て行こうと思います(あれば)
①ウルザトロン
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%82%B6%E3%83%88%E3%83%AD%E3%83%B3#.E3.83.9F.E3.83.A9.E3.83.87.E3.82.A3.E3.83.B3.E3.83.BB.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.EF.BC.8B.E7.A5.9E.E6.B2.B3.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.E6.9C.9F
三種類揃えるとそれぞれ二マナ以上を出せる土地をサーチカード、ドローカードで集め、そこから生み出される大量のマナからデカ物を連打するデッキ。
モダン環境最初期にあった12ポストと似ている。ポストと比較してみると
メリット:アンタップイン
デメリット:2枚集めただけではどうにもならない、複数枚出てもそこまで大量のマナとは言えない、微光地というビート殺しのカードがない
などの違いが見られる。特にデメリットの中では微光地がないのが深刻で、「ライフ残り2から緑タイタンで10点ゲイン、次ターンアタックして14点ゲイン余裕でした」というまくり方がない以上、ビート耐性を付ける必要がある。
先週行われたモダンGPのトップ8のデッキがその好例なのでご紹介。
60 cards
4 Celestial Colonnade
1 Eye of Ugin
3 Hallowed Fountain
1 Island
3 Seachrome Coast
1 Tolaria West
4 Urza’s Mine
4 Urza’s Power Plant
4 Urza’s Tower
1 Elesh Norn, Grand Cenobite
1 Emrakul, the Aeons Torn
1 Iona, Shield of Emeria
1 Ulamog, the Infinite Gyre
4 Azorius Signet
1 Condescend
1 Day of Judgment
3 Expedition Map
4 Gifts Ungiven
1 Oblivion Ring
4 Path to Exile
4 Remand
1 Repeal
1 Talisman of Progress
4 Thirst for Knowledge
1 Timely Reinforcements
1 Unburial Rites
1 Wrath of God
トロンデッキは無色ランドが12以上の構成のため、色拘束が厳しい。このデッキは青マナはシングルシンボルに留められ、神の怒り、エリシュノーン、イオナなどの白のダブシン以上のカードをタリスマンや印鑑といった無色マナサポートでカバーしている。けちな贈り物が4枚取られているのが特徴。
2枚だけ持ってくる!そんな使い方も出来るのか!理解しました。
②デスクラウド
http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%87%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%89#.E3.83.9F.E3.83.A9.E3.83.87.E3.82.A3.E3.83.B3.E3.83.BB.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.EF.BC.8B.E7.A5.9E.E6.B2.B3.E3.83.96.E3.83.AD.E3.83.83.E3.82.AF.E6.9C.9F
XBBB ソーサリー
全てのプレイヤーはXライフルーズX体クリーチャー生贄X枚ディスカードX枚土地生贄。
一たび打つとお互いのリソースを大量に失わせるソーサリー。当時のスタンダード環境にはPWや頑強、不死クリーチャーなどが居なかったため、加減して死の雲を打ったり、最大限ブッパして泥沼試合をする姿が見られた。が、モダンには先ほど述べたようなリカバリー手段があるため、最大死の雲を唱えたとしても、瞬く間にこちらだけ立て直すことが出来る。
例えばMOPTQのこのデッキ。
クリーチャー:7枚
3 ストロームガルドの災い魔、ハーコン
4 タルモゴイフ
スペル:29枚
3 カラスの罪
4 コジレックの審問
3 名も無き転置
4 小悪疫
4 ヴェールのリリアナ
3 死の雲
3 燃え立つ復讐
4 壌土からの生命
1 野生語りのガラク
土地:24枚
2 血の墓所
4 新緑の地下墓地
4 黒割れの崖
2 偶像の石塚
2 草むした墓
4 黄昏のぬかるみ
1 溶岩爪の辺境
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
1 地盤の際
3 沼
サイドボード
2 夜の犠牲
3 滅び
2 古えの遺恨
3 自然の要求
3 虚無の呪文爆弾
1 仕組まれた爆薬
1 森
デッキはカラスの罪のハンデス要素からコントロール、コンボへ、燃えたつ復讐や各種除去でビートへの耐性を上げており、オールラウンドな印象を受ける。燃えたつ復讐は回顧能力でも誘発するため、死の雲で相手の動きを縛った後にロームで土地回収、そこからカラスの罪を叩き込んで速やかにゲームに勝利出来る。
では次に緑黒のシンプルなデスクラデッキを考えていこう。
4桜族の長老
4台所の嫌がらせ屋
3死の雲
確定枠。
3カラスの罪
4思考囲い
2ヴェールのリリアナ
ハンデス枠。思考囲いのライフルーズが思ったより厳しいならここをコジレックの審問にするのも手だろう。
2野生語りのガラク
3壌土からの生命
リソース回復枠。
4小悪疫
4ゲラルフの伝書使
ゲラルフはデスクラデッキが新たに得たエースアタッカー。今まで入っていたタルモゴイフでは小悪疫が打てなかったり、死の雲に巻き込まれたりしていたが、ゲラルフの参入により8キッチンの動きが可能になった。
2燻し
軽量除去。ボブとタルモは何としても殲滅せねばならない。
という訳で出来上がったデッキレシピはこちら
3カラスの罪
4思考囲い
2燻し
4桜族の長老
4小悪疫
3壌土からの生命
4台所の嫌がらせ屋
4ゲラルフの伝書使
2ヴェールのリリアナ
2野生語りのガラク
3死の雲
4ヨーグモスの墓所、アーボーグ
4黄昏のぬかるみ
4新緑の地下墓地
2霧深い雨林
1湿地の干潟
2樹上の村
3草むした墓
3森
1沼
ゲラルフの関係上アーボーグ、ハイブリッドランドは4づつ。懸念材料であるアーボーグの伝説条件だがカラスの罪の回顧やリリアナ、小悪疫のお互いハンデスの種になるためそこまで気にならないだろう。
…。
……。
………。
あれ、まともじゃないか?スッゴイまとも。普通にコンボに有利そう…。
次回はラブニカブロック参入後の環境を見て行こうと思います(あれば)
コメント
まあ蘇生は積んでもいいと思うけど。
蘇生は白白が重いのでキツイと思う。
「2枚だけ持ってくる」ってのが良く分からんけど「イオナ堀葬」の2枚のみリアニパーツ持ってくるってこと?それとも「イオナエリシュノーン」のリアニ先2枚持ってくるってこと?あと一応イオナもノーンも出るマナだったら渇望+堀葬+イオナ+ノーンで出すことは可能なのね。でも絶対堀葬+イオナ残されるだろうし、イオナの白白白は流石にキツい…。
>A
ラス入ってるし、マップ抜きで白マナ源が15あるからマップ+渇望分合わせてエンドけちからリアニ狙いに行く5~7ターン目に白白が出ないってことは先ずない筈。でもこの堀葬のチョイスは本当に謎。
インスタント
対戦相手1人を対象とする。あなたのライブラリーから異なる名前のカードを4枚探し、それらを公開する。そのプレイヤーはそれらのカードから2枚を選ぶ。選ばれたカードをあなたの墓地に置き、残りをあなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。
2枚選ぶのは強制なので、2枚だけ持ってくればその2枚は必ず墓地に落ちます。
探すカードに条件がついているので、4枚のうちの一部または全部を「見つからなかった」ことにして、「見つかった」カードを2枚以下にすることも出来る。そうした場合は2枚の中から2枚を選ぶことになり全て墓地に置かれてしまう。手札にはカードが1枚も入らないが、確実に墓地に落としたいカードがある時は有効。
なるほどねー。理解理解。勉強になりました。
ってか、ケチで2枚しか持ってこない方法をまず知らんかったのかwレシピ見て気づきましょうよwww