カジュアルプレイヤーには世界選手権のことはよく分からんので、ヒバリについて昨日に引き続き書いていこうと思います。今回は構築について。


ヒバリの第一人者(らしい)Ralaさんから「コントロール型のヒバリに適した序盤のアクションは何か」というコメントを頂きました。自分はヒバリの序盤のアクションは「展開、それも出来ればマナ加速が望ましい」と考えています。

質問部分には「コントロール型のヒバリ」とありましたが、自分はヒバリデッキとは須らくボードコントロール要素を持った中~低速アグロコントロールと捉えているため、上に上げた序盤のアクションの考えは、ヒバリデッキ全体に適用されるものと考えて下さい。

それではヒバリを搭載したデッキについておさらいしていきましょう。
例外としてはスタン当時のキスキンのサイド、若しくはモダン最初期の裂け目の突破+変幻の大男デッキや殻+無限頑強デッキのコンボ要員を例外とすると、ヒバリを主眼に置いたデッキは

ビート:
赤白GAPPO
ミストメドウの魔女+花を手入れする者のバントアグロコントロール(ユグドラシル)

コントロール:
青白GAPPO(百蘭の騎士、台所の嫌がらせ屋で序盤を支え、エレンドラ谷の大魔道士、ヒバリでボードを制圧するアグロコントロール)
青白ヒバリ(ニッセン08優勝タイプのカウンター大目、無限コンボ無しのコントロールデッキ)
エスパーヒバリ(潮の虚ろの漕ぎ手、その場しのぎの人形、叫び大口、エスパーの魔除けなどが黒要素)

コンボ:
青白ブリンク(神の怒り、精神石を積んだ形。勝ち筋としては無限コンボを搭載)
ジョイタイム(ガルガドンや炎の斧(追加コストで1ディスカードを必要とする5点火力)を積んだトリコカラー)

以上が環境である程度認知されていたヒバリデッキです。
精神石、虹色のレンズ、冷鉄の心臓、花を手入れする者、原霧の境界石、そして百蘭の騎士。多種多様なマナ加速がヒバリデッキには採用されていました。それは何故か?
ヒバリデッキがゲロ重いからに決まってんだろ!!
3マナ以上がエイヴンの裂け目追い3鏡の精体1、ラスゴ3ヴェンセ2誘惑撒き2、ヒバリ4熟考4裂け目翼3影武者1
当時はスタン環境とはいえこんな激重デッキ、マナ加速がなければ回る筈がありません。クリーチャーを主眼に置いているデッキのため、軽量ドローソースを積むスペースはさしてないため、ランドが止まってしまう可能性も高いのもその一因。

ヒバリデッキな以上固定枠は多い。更に云えばモダンという速度や相手への妨害が求められる環境で使う場合には、マナ加速は必須でしょう。(ヒバリデッキで相手への妨害?コンボは諦めた方が早い)


最後になりましたが、モダン環境でも使用に耐えうるマナ加速スペルを紹介します。
雨ざらしの旅人…フェッチ環境のため、先手でも使える。
桜族の長老…ランパン。
とぐろ巻きの巫女…探検。
百蘭の騎士…最強のマナ加速。

上記したマナ加速カードはとぐろ巻きを除き全て5色へのアクセスが出来るカードであるため、マナアーティファクトはここには挙げません。
次回は構築編後編、サンプルレシピを紹介していこうと思います。

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