猿の惑星鑑賞。

ようやく2011年度、king’s speechとsocial networkに比肩しうる映画が出てきましたね。名作。

・粗筋
サンフランシスコの製薬会社研究所に勤める神経化学者ウィル(ジェームズ・フランコ)が実験用に観察していた一匹のチンパンジーに驚くべき知能が示された。そのチンパンジーには開発中のアルツハイマー病の新薬が投与されていたが、突如暴れ出し、警備員に射殺されてしまう。だがそのチンパンジーは妊娠しており、ウィルは生まれたばかりの赤ん坊猿を自宅に連れ帰り“シーザー”と名付けて育てることにする。3年後、ウィルのもとですくすくと育ったシーザーは、家の中を縦横無尽に駆け回るようになった。ウィルとシーザーとの間には強い絆が生まれており、同時に母親のチンパンジーの特殊な遺伝子を受け継いだ彼は、類いまれな“知性”を発揮し始めていく。新薬が脳を活性化させる効果を確信したウィルは、研究所から持ち出したその薬をアルツハイマー病の父・チャールズに投与、すると翌朝、彼はそれまで悪化していた病状が嘘のように生気を取り戻す。5年後。ウィルは動物園の獣医キャロライン(フリーダ・ピント)と相思相愛の仲になり、体長5フィートにもなったシーザーは、より複雑で多様な感情を表すようになっていた。そんな折、チャールズが再び病状悪化の兆候を示し、隣人とのトラブルを引き起こす。その様子を屋根裏部屋から目撃したシーザーは、チャ-ルズを助けようとしてその隣人を傷つけてしまい、霊長類保護施設に入れられる。檻に閉ざされた施設で、シーザーを待ち受けていたのは飼育長の陰湿な虐待だった。その一方で、なかなか施設内の猿のコミュニティに溶け込めずにいたシーザーは、チンパンジーの群れを率いるボスとの争いに勝利を収め、全ての猿たちをひとつのグループにまとめ上げていく。その頃、ウィルはより強力に改良した新薬の実験を行うが、猿への投与中に薬を浴びたウィルの同僚が原因不明の体調不良を訴えた後、夥しく出血、謎の死をとげる。ウィルは施設を訪れるが、シーザーはウィルが差しのべる手を拒絶。知性に目覚め、人間の愚かさに失望し、ウィルさえも想像できない驚異的な進化を遂げたシーザーは、このときすでにある決意を固めていた。やがて高い知能を駆使し施設から脱出したシーザーは、今や固い絆で結ばれた仲間のチンパンジーらと共に、人類との壮大な全面戦争へとなだれ込んでいく……。

・感想
演出は文句なし。かなり狭い範囲での物語なのにここまでワクワクさせてくれるSF映画ってのはなかなかにない。

ただ21世紀のSF映画の時点で仕方が無いにしろ、『猿の惑星』シリーズらしさが薄まっていたのは残念だったね。同シリーズの面白さってやっぱり原作者、脚本家自身の悲惨な経験に起因した憎しみの感情、『(思想、容姿が)醜怪な癖に俺達(白人、インテリ)よりのさばっている屑共』に対する敵愾心をベースに、陳腐な猿のメイクを纏って「人間のようだが人間でないもの」が社会を営むという映像の不気味さにあったと思う。今作は猿は完全に猿なので、不気味さや生々しさが消えていて、良くも悪くも不快感を覚えない映画だった。

逆に感慨深かったのは、シーザーが=人間でないものが初めて声に出した言葉が「NO」という人類に対する否定の言葉だったこと。
映画史に燦然と輝く名場面。53年前のスクリーンで見た、或いは2000年後の未来で見るかもしれない、崩れ落ちた自由の女神=世界の荒廃を予感させてくれるものだった。

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今年見て気持ち良かった映画
king’s speech
social network
the rite
コクリコ坂から
rise of the planet of the apes

これから見る映画
10月
ソースコード(8ミニッツ)…いいよ!こいよ!時をかけて時を!(世界のトオノ)
3銃士…
3人は、どういう集まりなんだっけ?
「ダルタニアンの引きたて役ゥ…(真実)」
デュマのダルタニアン物語は児童文学全集の「三銃士」の部分しか読んでないので、二部三部は全く知りません。

11月
インモータル…神話バトル。300作ったところが制作。
パラノーマルアクティビティー3…今年は流石にラストエクソシズムを越えるホラーは来ないと思うが

12月
けいおん劇場版…「けいおん!」という作品はとても詰まらないし劇中歌にも声優にも全く興味はありませんが、京アニ厨なので行きます。日常爆死で顔面クリムガンになってからの変化とかね、知りたいし

ミッションインポッシブルゴーストプロトコル…最近こういうアクションないから

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SCGナッシュビル

面白かったデッキ紹介だけ。
・緑赤均等2色ケッシグ
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=41183
「密使とか同系捨ててんのかww」「タングローブ無いランパンビートとかふざけてるww」みたいに言われそうだけど、日本と海外メタが違うしね。まず緑単系がいないから純粋マナ加速デッキは強みが薄い。コントロールが多いから密使はまあ強い。そして何より日本と違ってリリアナの採用率が海外は異常に高い。
密使4タングローブ0の選択肢は海外なら普通にありだとは思います。
ただふざけた枚数の6マナフィニッシャーとか、安定して赤マナ出るのに夜明けのレインジャー積んでいないとか、突っ込みどころはかなり多い。墨蛾積んでるなら殴打頭蓋積めよ…。

・緑黒ハートレス殻
http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=41190
1マナクリいない殻はね、頭いいね。海外はマナクリビート少ない故に組めるデッキだけど、凡人では辿りつかない。1マナクリのいなさをハートレスが緩和する感じ?
危険ちゃんとハートレスがいて変形者も2枚積んであるのにグリッサがいないのはよく分からない。

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