ニコ動にリアルな新施設「ニコファーレ」 

動画サイト「ニコニコ動画」を運営する「ニワンゴ」(東京都渋谷区)の親会社「ドワンゴ」は12日、東京都港区の六本木ヴェルファーレ跡地に18日にオープンする新施設「ニコファーレ」を報道陣らに公開した。

ニコファーレは、観客を入れたライブ形式の生放送をネット中継する施設。立ち見席で380人を収容できる。ホールでは、壁面4面と天井に設置されたLED(発光ダイオード)モニターが映像を映し出し、生中継中の視聴者の投稿コメントも表示された。

登壇したドワンゴの夏野剛取締役は、「ニコファーレにより、リアルとバーチャルの垣根を限りなく低くした。新しい時代がここから始まる」と強調。近年、同社はネットライブのチケット販売が伸びてきたため、ネットライブ専用のライブハウスの実現に踏み切ったという。

オープン初日のこけら落とし公演では歌手の東方神起、AKB48が出演。21日には映画「コクリコ坂から」(16日公開)の記念イベント「手嶌葵 360°ライヴ in nicofarre」が行われるほか、8月5日にはお笑いタレントの千原ジュニアによるイベントなども予定されている。


とのこと。
大コケしかしないけど大丈夫なんこれ?

ネット上では
・地理的に、後ハコものビジネスとか関係者的に半島の臭いしかしない
・プレミアム奴隷から搾取した金を鯖強化に充てず(未だに動画読みこみ失敗の苦情は多い)、ドブを札束で詰まらせるような使い方
・ニコニコ主催の祭典(名称とかは全く知らんのだけど)で不定期的に集められていた小~高校生の踊り手、歌い手()とそれに群がる 変態音楽ファンたちの間にあった関係性が良くも悪くもシステム、運営面でしっかりするためアッパーでは芸能界的な、アンダーでは夜のお仕事的な斡旋場になりそう。(流石にニコファーレ如きの規模でそれは暴論過ぎると思うが)


などなど。不満不安批判の声しか上がっておりません。

最近のニコニコにおいては、ニコ生公式番組における特定議員団体との絡みに対してや、ニコニコライブのテンションに対して漠然とした気持ち悪さを抱いてきましたが、今度のニコファーレも同じような不快感を覚えます。

アングラ文化というものは、プロ意識を抱いた瞬間に成長が止まるものだと私は考えています。採算性、継続性、果てはリプライすら求めない純粋な芸術の探求こそが独自性を生み出す源泉であり、ビジネス視点でものを考え出してしまうと、どうしても求められているもの(もしくは求められる「べき」もの)を作ろうという意識が先行してしまい、結局は一部の本当に才能のある人間以外は、没個性的な作品しか生み出せない環境になってしまう。

アングラはアングラ、プロはプロで明確な差別が出来ていればそれは今まで通りで済むのですが、ニコニコのニコ生、ニコニコライブ、そして今度のニコファーレに対して抱いてしまう嫌悪感の正体とは「演奏内容であるとかは今までの延長、素人としての自覚がある癖に、その規模であるとか設備はプロレベル」である、というスタンスに対する拒絶感だと思います。
アングラ→プロへの転向は同人漫画、イラスト、音楽であるとか、インディーズバンドの例もありその歴史は十分古いのですが、今の時代はとりわけ「作品」であることよりも「作品を作り出した人間」であることの方が露出が大きい。
そんな「作り手」(これも正に踊り手、歌い手、~Pという表記の仕方が体現していると思います)たちが嬉々として一丁前のプロ気取りをする、「この前までは俺ぐらいしか評価してやらなかったのに今では見向きもしない」という置いてけぼり感――これはまさに同人業界では良くある嫉妬の感情ですね。それがニコニコの場合は特に一人の人間への感情になります――が、彼らへの嫌悪感として表出しているのだと思います。


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嫌悪。嫉妬。実際ニコニコ発の作り手たちの作品はプロ水準には達していないのでしょう。ただプロ気取りで、その癖ニコニコという「俺達がまだ埋もれている場所」出身ということをチャームポイントにする姿勢が許せないのです。

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