アジャストメント視聴 + 「日常。」は何故コケた(コケる予定な)のか
2011年5月31日 趣味
アジャストメント
運命調整機構と闘う男の話。「自由意思で支配的旧世界から脱却!」というありきたりなテーマは良いとしても、「君は衝動(impulse)でぶち壊してしまう」という助言、勧告が周りから再三されているのに、その「変える」という力が、混沌をもたらしながらも未来を作り出す「壊す力」なのか、現在を否定し秩序を解体するだけの「暴れる力」なのかが明確に提示されておらず、宙ぶらりんで終わった。(胎界主リスペクト)
せめて主人公が自分の力だけで大統領になるような終わり方を見せるべき。
~~~~~
日常。
日常こけました。その理由としては京アニの「短い作品を長くする」能力と、ギャグアニメに必須のテンポの相いれなさが上げられると思う。
そこを加味しながら、京アニの過去の日常系漫画作品と対比しながら話を進めていく。
基本的にボロクソ論調なので京アニ信者はまわれ右推奨。
・けいおん!
まーストーリーは無いに等しいわな。
池沼姉貴+ボーイッシュキャラ+ツンデレ清楚系+ツンデレ2号後輩+池沼不人気というキャラクター配置もありきたりだし、作品の中身の魅力なんて絶無。
ただ、作画が物凄く丁寧でDVDのパッケージ絵とかOPの絵そのままで23分動き続けるし、背景の書き込みが兎に角異常なまでに緻密。
日常系アニメにありがちな背景を静止絵で固定することもなく、場面やカメラ視点が動きながらキャラクター達の生活を演出するっていう手間暇はかかるものの、雰囲気作りの上手さに秀でた作品。
日常系アニメとは思えないくらい「アニメとしてのリアリティ」を追求したキャラデザの細かさだし、髪の毛や制服の動きの流れも細かく追及されていて、如何にもブヒれるアニメ作品。
バンドというライト層爆超要素もあるし、裾野は広いがコア層も取り込めるのも魅力の一つ。
・らきすた
工房の時は何故人気があるのが理解に苦しんでいた。
キャラデザは陳腐、背景は止め絵のまま殆ど動かず。「あるある」ネタが人気の理由というものの、パンの喰い方や余暇の過ごし方の話でこんな詰まらない映像を23分間も見せられるのは苦痛だったし、ネタ系を楽しみたいなら家族ゲームや放課後プレイ、ふぉんコネクト辺りを読めば宜しい。
ただ、京アニならではの「短いネタに間をもたせつつ長くする」作風が前面に押し出された作品ではあるし、2クールという長さもあって雰囲気の中でオタ共の脳を蕩けさせるには十分な期間だった。
それと、パロ系漫画のアニメ化では常套手段である、萌え特化(ケロロ的なね)が上手くコア層にヒットしたのも成功要因。
・日常。
先ず原作が絶望的に詰まらない。
それとシュール系漫画はそのネタ毎の短さこそが勢いとテンポ、読み終わった後の虚無感のようなものを齎してくれるのに、23分という長丁場をギャグだけでつないでいくのは恐らく無謀。
そして京アニの「長くする」作業がこのシュール系漫画の面白さを著しく減退させてしまったのが「日常。」の失敗の原因。
ギャグアニメは怒濤の如きテンポとほんの少しの間を持たせることで思考をすっ飛ばした先の面白さを追求すべきなのに、テンポを「動き」と勘違いし、一つのネタに対する思考時間を長くさせ=天才漫才師でも無い限り、ネタに対し触れる時間が長いほどネタの面白さは減る=白けさせる時間を与えてしまっている。
動きとテンポは違うってことの好例としてはシンプソンズ初期を見て貰えればいいね。
「キャラデザはそれなり萌え系なのに、ネタはシュールなアップテンポギャグ漫画」という原作の良さが、時間をかけすぎることでネタはつまんない、ブヒれるかと云えばそうでもない、というどっちつかずの状態になってしまっている。
同じく原作も絶望的につまらなく、アニメの映像的面では遥かに及びもつかない「Aチャンネル」(淫夢厨に媚びるようなクッソつまらないタイトル、聡しくないの?)の方が支持が大きいのは、こちら側がストレートな萌え媚びアニメに特化しているというのが専らの理由だろう。
結論
萌えとギャグは違う。京アニは萌えで成功したんだから、ブヒれる方向で行くが吉。
運命調整機構と闘う男の話。「自由意思で支配的旧世界から脱却!」というありきたりなテーマは良いとしても、「君は衝動(impulse)でぶち壊してしまう」という助言、勧告が周りから再三されているのに、その「変える」という力が、混沌をもたらしながらも未来を作り出す「壊す力」なのか、現在を否定し秩序を解体するだけの「暴れる力」なのかが明確に提示されておらず、宙ぶらりんで終わった。(胎界主リスペクト)
せめて主人公が自分の力だけで大統領になるような終わり方を見せるべき。
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日常。
日常こけました。その理由としては京アニの「短い作品を長くする」能力と、ギャグアニメに必須のテンポの相いれなさが上げられると思う。
そこを加味しながら、京アニの過去の日常系漫画作品と対比しながら話を進めていく。
基本的にボロクソ論調なので京アニ信者はまわれ右推奨。
・けいおん!
まーストーリーは無いに等しいわな。
池沼姉貴+ボーイッシュキャラ+ツンデレ清楚系+ツンデレ2号後輩+池沼不人気というキャラクター配置もありきたりだし、作品の中身の魅力なんて絶無。
ただ、作画が物凄く丁寧でDVDのパッケージ絵とかOPの絵そのままで23分動き続けるし、背景の書き込みが兎に角異常なまでに緻密。
日常系アニメにありがちな背景を静止絵で固定することもなく、場面やカメラ視点が動きながらキャラクター達の生活を演出するっていう手間暇はかかるものの、雰囲気作りの上手さに秀でた作品。
日常系アニメとは思えないくらい「アニメとしてのリアリティ」を追求したキャラデザの細かさだし、髪の毛や制服の動きの流れも細かく追及されていて、如何にもブヒれるアニメ作品。
バンドというライト層爆超要素もあるし、裾野は広いがコア層も取り込めるのも魅力の一つ。
・らきすた
工房の時は何故人気があるのが理解に苦しんでいた。
キャラデザは陳腐、背景は止め絵のまま殆ど動かず。「あるある」ネタが人気の理由というものの、パンの喰い方や余暇の過ごし方の話でこんな詰まらない映像を23分間も見せられるのは苦痛だったし、ネタ系を楽しみたいなら家族ゲームや放課後プレイ、ふぉんコネクト辺りを読めば宜しい。
ただ、京アニならではの「短いネタに間をもたせつつ長くする」作風が前面に押し出された作品ではあるし、2クールという長さもあって雰囲気の中でオタ共の脳を蕩けさせるには十分な期間だった。
それと、パロ系漫画のアニメ化では常套手段である、萌え特化(ケロロ的なね)が上手くコア層にヒットしたのも成功要因。
・日常。
先ず原作が絶望的に詰まらない。
それとシュール系漫画はそのネタ毎の短さこそが勢いとテンポ、読み終わった後の虚無感のようなものを齎してくれるのに、23分という長丁場をギャグだけでつないでいくのは恐らく無謀。
そして京アニの「長くする」作業がこのシュール系漫画の面白さを著しく減退させてしまったのが「日常。」の失敗の原因。
ギャグアニメは怒濤の如きテンポとほんの少しの間を持たせることで思考をすっ飛ばした先の面白さを追求すべきなのに、テンポを「動き」と勘違いし、一つのネタに対する思考時間を長くさせ=天才漫才師でも無い限り、ネタに対し触れる時間が長いほどネタの面白さは減る=白けさせる時間を与えてしまっている。
動きとテンポは違うってことの好例としてはシンプソンズ初期を見て貰えればいいね。
「キャラデザはそれなり萌え系なのに、ネタはシュールなアップテンポギャグ漫画」という原作の良さが、時間をかけすぎることでネタはつまんない、ブヒれるかと云えばそうでもない、というどっちつかずの状態になってしまっている。
同じく原作も絶望的につまらなく、アニメの映像的面では遥かに及びもつかない「Aチャンネル」(淫夢厨に媚びるようなクッソつまらないタイトル、聡しくないの?)の方が支持が大きいのは、こちら側がストレートな萌え媚びアニメに特化しているというのが専らの理由だろう。
結論
萌えとギャグは違う。京アニは萌えで成功したんだから、ブヒれる方向で行くが吉。
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