粗筋
主人公のニナの所属する一流バレエ団で、『白鳥の湖』を上演することに決まった。この演目の花形「スワンクイーン」は純真無垢なホワイトスワンと邪悪で官能的なブラックスワンの両方を演じなければならず、相反する要素を演じ分ける技術と精神力が必要とされる。
生真面目なニナはホワイトスワンを踊る分には問題は無いのだが、自由奔放でエロティックなブラックスワンを演じることが出来ないでいた。
自分と対極の性格を持つリリーやヴェロニカというライバルと競う内、ニナは自分の心のダークサイドを見つめるようになる…。
監督があの「レクイエムフォーアドリーム」の人だけあってスリリングな心理描写のシーンは残酷で目を塞ぎたくなる場面が多いね。
誰も売ってくれないから実際は知らないけどクスリのトリップ表現が上手いなーと感じる作品はこの監督のとシンプソンズ(悪魔のチリ料理の回とか映画版とか)だけ。
演技も音楽も映像も全てが一級だとは思うけど、そんな絶賛するほどのものかね?
茶々入れ人間だから変な角度からツッコミ入れるけど、このアメ公大好きな2面性原理、両面持つのではなく属性間を移動すると戻れないって構図は何だか旧弊的な宗教観が見えて好きになれないなー。
~~~~~
http://cinemacity.co.jp/schedule/soon.php
チャップリンの独裁者がスクリーンで見れるとか胸熱。
立川シネマシティ頑張れ超頑張れ。
~~~~~
読んだ本
16 ばんば憑き 宮部みゆき 角川書店
江戸の町の妖しの世界、こちらとあちらの境界を堪能できる短編集。
なんていうのかな、幽霊じゃないホラーって最高だよね。
17 The Gift Of Rain Twan Twan Eng Scribe
日本人外務官(スパイ)とタイの少年の交流、日本軍の侵攻の中で2人が選んだ道を描いた感動作。
日本文化について結構詳しく書いてあって、そこは感心するんだけど、2次大戦中の日本軍人は皆仁義や誇りや情けを知らぬ邪智暴虐の腐れ外道みたいな書かれ方されるとねえ…。
それでさらっとあとがきに「this is fiction」みたいに言いわけされるとなんつーか…。まーオーストラリアだから?
18 異界が口を開けるとき来訪神のコスモロジー 浜松隆志編著 関西大学出版部
稀人信仰、6部殺し伝承に見られるように、共同体の外、山や海、辻を越えて現れる外部民は富と同時に変化という危険を齎す存在だった。
日本内にとどまらず、クリスマス信仰、ハーメルンの笛吹き、真夏の夜の()夢などに見られる来訪者信仰の真相に迫った学術書。
19 Crime That Shocked Australa Ian Ferguson Bralga Publishing
オージーの歴史に残る犯罪事件集。殺し以外の事例が面白かった。
20 江戸迷宮異形コレクション 井上雅彦監修 光文社
何度も云ってるがSF、ホラー、ファンタジーの現代短編が好きな奴は絶対にこのシリーズ読め。これより面白い定期刊行物があるなら教えてほしい。
21 ハンターズラン ジョージRRマーティン ガードナードズフ&ダニエル・エイブラハム 酒井昭伸訳 早川書房
辺境の植民星で探鉱師を営むラモンは酒の席での事件を切欠に山奥へ逃げ込む生活に入ることとなる。人跡ない山間部での探鉱作業で宇宙人を発見、捕獲されてしまった彼は、その宇宙人たちの手先となって、逃亡中の人間を追跡することとなる。
度重なる苦難の末見つけたその人間は、ラモンと瓜二つの姿をしていた…。
個人的に「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」に並ぶ傑作SF。
過去の自分にも、宇宙人にも馴染まず、「今の自分」の生き方を選択するラモンが格好いいし「自由という概念とは何か?」という彼らの問いに対し「自分が自分の主人であることだ」 と答えるシーンにもグッと来た。
主人公のニナの所属する一流バレエ団で、『白鳥の湖』を上演することに決まった。この演目の花形「スワンクイーン」は純真無垢なホワイトスワンと邪悪で官能的なブラックスワンの両方を演じなければならず、相反する要素を演じ分ける技術と精神力が必要とされる。
生真面目なニナはホワイトスワンを踊る分には問題は無いのだが、自由奔放でエロティックなブラックスワンを演じることが出来ないでいた。
自分と対極の性格を持つリリーやヴェロニカというライバルと競う内、ニナは自分の心のダークサイドを見つめるようになる…。
監督があの「レクイエムフォーアドリーム」の人だけあってスリリングな心理描写のシーンは残酷で目を塞ぎたくなる場面が多いね。
誰も売ってくれないから実際は知らないけどクスリのトリップ表現が上手いなーと感じる作品はこの監督のとシンプソンズ(悪魔のチリ料理の回とか映画版とか)だけ。
演技も音楽も映像も全てが一級だとは思うけど、そんな絶賛するほどのものかね?
茶々入れ人間だから変な角度からツッコミ入れるけど、このアメ公大好きな2面性原理、両面持つのではなく属性間を移動すると戻れないって構図は何だか旧弊的な宗教観が見えて好きになれないなー。
~~~~~
http://cinemacity.co.jp/schedule/soon.php
チャップリンの独裁者がスクリーンで見れるとか胸熱。
立川シネマシティ頑張れ超頑張れ。
~~~~~
読んだ本
16 ばんば憑き 宮部みゆき 角川書店
江戸の町の妖しの世界、こちらとあちらの境界を堪能できる短編集。
なんていうのかな、幽霊じゃないホラーって最高だよね。
17 The Gift Of Rain Twan Twan Eng Scribe
日本人外務官(スパイ)とタイの少年の交流、日本軍の侵攻の中で2人が選んだ道を描いた感動作。
日本文化について結構詳しく書いてあって、そこは感心するんだけど、2次大戦中の日本軍人は皆仁義や誇りや情けを知らぬ邪智暴虐の腐れ外道みたいな書かれ方されるとねえ…。
それでさらっとあとがきに「this is fiction」みたいに言いわけされるとなんつーか…。まーオーストラリアだから?
18 異界が口を開けるとき来訪神のコスモロジー 浜松隆志編著 関西大学出版部
稀人信仰、6部殺し伝承に見られるように、共同体の外、山や海、辻を越えて現れる外部民は富と同時に変化という危険を齎す存在だった。
日本内にとどまらず、クリスマス信仰、ハーメルンの笛吹き、真夏の夜の()夢などに見られる来訪者信仰の真相に迫った学術書。
19 Crime That Shocked Australa Ian Ferguson Bralga Publishing
オージーの歴史に残る犯罪事件集。殺し以外の事例が面白かった。
20 江戸迷宮異形コレクション 井上雅彦監修 光文社
何度も云ってるがSF、ホラー、ファンタジーの現代短編が好きな奴は絶対にこのシリーズ読め。これより面白い定期刊行物があるなら教えてほしい。
21 ハンターズラン ジョージRRマーティン ガードナードズフ&ダニエル・エイブラハム 酒井昭伸訳 早川書房
辺境の植民星で探鉱師を営むラモンは酒の席での事件を切欠に山奥へ逃げ込む生活に入ることとなる。人跡ない山間部での探鉱作業で宇宙人を発見、捕獲されてしまった彼は、その宇宙人たちの手先となって、逃亡中の人間を追跡することとなる。
度重なる苦難の末見つけたその人間は、ラモンと瓜二つの姿をしていた…。
個人的に「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」に並ぶ傑作SF。
過去の自分にも、宇宙人にも馴染まず、「今の自分」の生き方を選択するラモンが格好いいし「自由という概念とは何か?」という彼らの問いに対し「自分が自分の主人であることだ」 と答えるシーンにもグッと来た。
コメント
露骨な突っ込み待ちイクナイ
>>ひ
女子力高いですねvvv
>ひ
女子力高いですねww
淫夢民は人間の屑
>凡
自炊も出来ない一人暮らしは恥ずかしい///